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世界38カ国、800万人が愛読する経済誌の日本版

ラクスル代表取締役社長CEO 松本恭攝

これからの日本を動かす起業家は誰か──Forbes JAPAN創刊時から毎年開催し、恒例企画となっている「日本の起業家ランキング」。その2019年版が11月22日に発表される。

「日本の起業家ランキング」に選出されてきた、起業家の多くは上場もしくはM&Aによるイグジットなど、次なるステージへと歩みを進めている。そんなForbes JAPAN恒例の「日本の起業家ランキング」に選ばれてきた起業家たちは、いま何を考えているのか。

11月22日の発表に先立ち、4日連続で過去の選出者にまつわるコンテンツを公開する。第1回目に登場するのはラクスルの松本恭攝。2017年の起業家ランキングで1位に輝き、2018年5月に東証マザーズへ上場した。

松本が語る起業家ランキングの意義、そして次世代の起業家へ贈るアドバイスとは──。

東証マザーズ上場、ランキングの選出がもたらした変化とは?

━━今年、東証マザーズに上場されました。上場したことで何か事業に変化は起きましたか?

上場したことで事業が劇的な変化を遂げたり、急成長を遂げたりといったことはありません。引き続き、右肩上がりで順調に事業は伸びています。

変化した点を挙げるなら、外部からの見え方ですね。上場したことで印刷会社、運送会社といった我々のパートナーから今まで以上に信頼していただけるようになりました。

東証マザーズ上場は「シェアリング」というモデルに懐疑的、不安感を抱いていた方々の考えを変える大きなきっかけになったと思います。

──松本さんが「日本の企業家ランキング」に初選出されたのは2016年。それから3年連続で選出されていますが、初めて選ばれたときの感想はいかがでしたか?

とにかく驚きましたね(笑)。いきなりの2位ですからね。メルカリの山田進太郎さんの次だったので、「自分で大丈夫かな?」と思う一方ですごく嬉しかったのを覚えています。

──「日本の起業家ランキング」に選出されて、何かポジティブな影響はありましたか?

すごく良い影響がありました。特に採用面での効果は絶大でしたね。「日本の起業家ランキング」に選出されたことで優秀な人材がラクスルに応募してくれるようになった。

また、雑誌の誌面でラクスルのビジネスモデル、今後の方向性を的確に紹介してもらえたので採用のミスマッチが少なくなり、カルチャーフィットする人材を採用できるようになりました。改めて、Forbes JAPANの影響力はスゴいと思いましたね。

AクラスのプレイヤーはAクラスのプレイヤーを連れてくる

──メルカリ然り、ラクスルもグローバルに事業を展開されていますが、スタートアップがグローバル展開していく上で意識すべきことは何でしょうか?
 
昨今、グローバル、グローバルと言葉が飛び交っていますが、まずは“何をグローバル化すべきなのか”を考えた方がいいと思います。

個人的な見解として、グローバル化は3つの方法があります。それは「資本のグローバル化」「組織のグローバル化」「事業のグローバル化」です。

ラクスルは資本のグローバル化の観点ではとても先進的だと思います。IR資料にも掲載しているのですが、現在、27%の資本を海外の機関投資家が保有しています。

また組織のグローバル化について、先日、メルカリの新卒エンジニアは9割が外国人であることが話題になりましたね。ラクスルでも世界中から優秀な人材を探していて、日本人エンジニアはもちろん、中国、韓国、ベトナムからも新卒採用しており、組織はどんどんグローバルになってきています。

文=松浦朋希 写真=小田駿一

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