「意志あるテンプレ化」が重要 クリエイターが毎日すること、苦手なこと


「テンプレ」が苦手



各分野の大舞台で活躍している彼ら彼女らの姿をみると、一見すると何も欠点がなさそうに思える。いったい、どんなことが苦手なのだろうか。

例えば現代アーティストの井田幸昌は、ZOZO前澤友作が注目する若手アーティストの1人で、先日はパリで個展を開催。世界各国からアート、ファッション、ビジネスなど様々な分野の人々が彼のアトリエを訪ねにやってくる。また、冒険家の南谷真鈴はまだ大学在学中ながら7大陸最高峰登頂の日本人最年少記録を樹立し、セーリングでの世界一周も画策していたというクレイジーな女性。

井田氏と南谷氏はそれぞれ「掃除と待ち合わせ」「面白い!と思う純粋な気持ちを保ちつづけること」と回答した。

他には、同じ作業だけをすること(松嶋啓介)、フォーマットに沿って進めること(ドミニク・チェン)、社交辞令や付き合い(花柳凜)など。回答の中で傾向として見えたのが、「テンプレ化されたこと」が苦手と感じるひとが多いことだった。習慣とテンプレ化はやや近いイメージを想起させるが、自分の意志が介在しているか、いないかは大きな違い。

常に時代の先を行き、新たな知識や感性を取り入れながら進む彼ら彼女らにとって、思考停止した状態で物事をおこなうことは苦痛なのかもしれない。

ちなみに、JTBが2018年2月に発表した「コミュニケーション総合調査」によると、会社員が苦手なこと第1位は「複数人の前で話すこと」だそう。

あなたが毎日続けている習慣と、苦手なことは何?

文=フォーブスジャパン編集部 写真=Shutterstock

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