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働き方革命最前線 ─ポストAI時代のワークスタイル

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これまでの時代において「学歴」は、人の能力を保証する資格として機能するものでした。しかし変化の時代に突入した今、アメリカではすでに10代の若者が、大学に入ることなくグーグルにスカウトされるようなことが起きています。もはや学歴ではなく、本人の能力そのものが評価される時代がきたということです。

そこで最近は、「これからは学歴格差ではなく、地頭格差だ」というようなことが謳われ始めました。つまり、地頭は先天的な才能だから鍛えようがないため、学歴社会だった頃よりもさらに残酷な格差が生まれるのでは、という問題定義です。

では、そもそも地頭の良さとはなんなのでしょうか。確かに、「地頭の良さ=生まれつきの能力」というイメージは、もともとの定義として正しいのかもしれません。しかし、僕はこれが生まれつきの才能によるものだとは思っていません。むしろ、後天的に伸ばすことができる能力だと考えています。

というのも、僕なりに社会人生活を営んできて、学歴や出身などに関係なく「この人、なんて地頭がいいのだろう」と感心させられる人には、以下2つの共通点があります。

1. 常に物事を偏見や先入観で見ず、前提条件を疑い、ゼロベースで捉える

2. その上で「これはどうしてだろう?」と疑問を持ち、ひたすらぐるぐると考え続けている

よって、これはあくまで僕の定義ですが、地頭の良さとは、常に目の前の物事に好奇心と疑問を持ち続け、それを鍛え続ける力のことだと考えています。

課題発見の時代に求められる地頭の良さとは?

日本はこれまで、「メイドインジャパン」の高品質かつリーズナブルな魅力で世界経済に貢献してきました。その分、社会に求められてきたのは、トップダウンの管理下で力を発揮でき、かつ学歴による能力の保証がある人材でした。よって教育も、テストの問題を素早く正確に解く力、つまり「課題解決の力」が重要視されてきました。
 

文=尾原和啓

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