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A lifetime in the car business, first engineering, now communicating

HB Photo / shutterstock.com

ドイツのダイムラーとボッシュは今年7月、2019年にシリコンバレーで自動運転タクシーの試験運用を開始すると発表していた。11月8日、両社は2019年下半期から米サンノゼで、メルセデス・ベンツ「Sクラス」の自動運転車両を用いた、実証実験を開始すると発表した。

シュトゥットガルトに本社を置く2社は、以前から自動運転分野の取り組みを進めてきた。また、ABSやACC(定速走行・車間距離制御装置)技術などを共に開発してきた。そのため、完全自動運転車の開発で彼らがタッグを組むと宣言したことは、驚きではなかった。

ダイムラーとボッシュの研究開発の主な拠点は、両社がR&D施設を持つカリフォルニア州サニーベールと、両社の本社があるドイツのシュトゥットガルトだ。

両社が開発を進める完全自動運転車には、エヌビディアのアーキテクチャ「ペガサス(Pegasus)」が採用されている。ボッシュは独自に開発したSoCなどのプロセッサーやマイクロコントローラーを、ペガサスに加えている。

両社の完全自動運転車は2019年からサンノゼの公道を走る。導入されるベンツのSクラスにはLiDARやレーダー、カメラ、超音波センサーなど40以上のセンサーが搭載される。

ダイムラー・モビリティ・サービスが開発している配車アプリは「Car2go」(カーシェアリング)や「Moovel」(モビリティサービス)などにもコネクトできる。

サンノゼには現在約100万人以上が住んでいるが、今後20年で40%も人口が増える見込みだ。住みやすい環境を維持するために、個人が所有する自動車を減らしていく必要がある。そのために公共交通機関やマイクロモビリティに加え、自動送迎サービスの導入への期待も高まっている。

ウェイモ(Waymo)は2018年内にフェニックス周辺で商業運用を開始する予定で、2019年にはカリフォルニアに進出する計画だ。一方GMやZoox(ズークス)などは同じ地域で2020年までにはサービスを開始したいとしている。

ダイムラーは独自のサービスを運営するだけでなく、ウーバーに自動運転車を供給する契約を2017年に結んでいる。

編集=上田裕資

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