Forbes BrandVoice!! とは BrandVoiceは、企業や団体のコンテンツマーケティングを行うForbes JAPANの企画広告です。

2018.11.28 11:00

純国産ブランド「フォーナインズ」のアイウェアは なぜこれほどまでに掛け心地がいいのか

フォーナインズのブランド名は、純金の品質表示に由来し、最高品質を求める姿勢を表す。「掛け心地」という斬新な発想で眼鏡業界に革命をもたらした同社の代表取締役・飯村祐一に話を聞いた。


「999.9(フォーナインズ)」は、1995年に誕生した純国産のアイウェアブランドだ。この数字は、純金のインゴットに刻まれた999.9に由来し、限りなく最高の品質を求めるブランドの姿勢を表現している。

「都内で英国の眼鏡ブランドの店をやっていたころ、自分たちでブランドをやりたい、理想とする眼鏡をつくりたいとフォーナインズを立ち上げたのです」フォーナインズの代表取締役の飯村祐一は創業当時の思いを話す。
 
90年代、眼鏡店の多くはインポートブランドを中心にした品揃えだった。日本人の顔の形は欧米人とは違う。顔の骨格や幅にインポートのモデルでは合わない。それを眼鏡店のスタッフが細かな調整をして合わせていく。そこでフォーナインズが目指したのは、店頭で掛けた瞬間からすぐに顔にフィットし、快適な掛け心地をもつ眼鏡だった。

「最初に扱ってくれたのは5つのショップでした。みなさん、同じ悩みをおもちだったのでしょう。自分たちの思いを伝え、これまでの問題点を洗い出した掛け心地のいい眼鏡をつくったのでぜひ試してくださいと説明すると、すぐに扱ってくれました」
 
当時の眼鏡業界はブランド優先、デザイン優先で、「眼鏡はカッコよければそれでいい」というような時代だった。「この業界に掛け心地という言葉があったかどうかも怪しいかもしれませんね」と飯村は笑う。

「最初につくったフレームを見てスゴくいいと思いました。特にメタルフレームはいい出来栄えだと思いました」
 
同社の最初のモデルを思い起こす飯村。自画自賛に聞こえるが、自分たちがいいと思わないものは、扱ってもらうショップにも、顧客にも薦めることはできない。この思いがフォーナインズの経営の基本方針になる。

その後、革新的な「逆Rヒンジ」を備えたモデルが発表されると、掛け心地のよさが絶賛され、斬新な機能を生かした「見た目」のよさと相まって、フォーナインズの知名度は一挙に上昇、業界でも話題を集める。

「いいものをつくるだけではなく、そのよさを“伝える”ことが大事だと思っています。パーツひとつひとつがどうしてこの形をしているのか、この構造はこの機能のためなど、すべての事柄に意味があるのです。

もの創りの現場でも同じで、その思いを形にする作業の中で、細かなニュアンスまで伝わらなければ私たちのフレームは出来ません。もの創りにおいて、どこまでも追求する、その感覚が日本のもの創りの現場にはあるのです」


 
飯村は「フォーナインズはもの創りのブランドだ」と断言する。単にアイデアを出すだけではなく、時には製造方法まで考えたデザインをしなければ革新的な眼鏡フレームは生まれないからだ。そのため情報がポイントになる。当時、製品の情報をエンドユーザーに伝える方法として、フォーナインズが選んだのが雑誌というメディアだ。

ブランドのストーリーや機能、もの創りへの思いを記事として発表し、それを見たエンドユーザーから共感を得ることで眼鏡店に問い合わせが集まったのだ。さらに98年には直営店を銀座3丁目にオープン、思い描く世界観を一挙に表現し、情報を伝えることができる場所を自らがつくったわけだ。

「当時はまだ眼鏡メーカーが直接、店を出すような空気はこの業界にはありませんでした。でも自分たちでつくったものへの責任として決断しました。全アイテムを見れる場所ができたことで、知名度のアップにつながりました」
 
すでに日本ではフォーナインズ ショップが27店舗、3年前にはシンガポールでも初の出店を果たし、今年、2店舗目が完成した。

「海外進出は、言語、価値観の違いもあって、私たちの思いが直接伝えられないと躊躇していたのです。でも強いオファーがあって踏み切りました。卸し、直営店とアジアでの展開が広がる中で2店舗目の直営店となる今度のショップでは、シンガポールをアジアの拠点として世界にフォーナインズブランドを発信していくため、海外の取扱店や代理店の方々に向けたショールームとしての機能も備えています。また、新たな試みもあり、“時代の感度に合わせて変化するショップ”をコンセプトに展開します」
 
革新的な機能、デザインで眼鏡業界に旋風を巻き起こしたフォーナインズらしい発想ではないか。それも自分たちの掛けたいと思う眼鏡フレームをつくりたい、自分たちの思いを直接伝えたいという創業当時から変わらぬ企業理念があるからだろう。

左「S-370T」¥47,000、右「S-160T」¥43,000。


フォーナインズのスタイルアイコンのひとつと言えるフレームが「S-370T」だ。大人の世代をターゲットにした上質なメタルブロウで同ブランドのハイエンドモデル。逆Rヒンジ、ダブルフロント構造といった独自機構の機能性をさらに高めることで、大人の審美眼に叶う品格と洗練さを備えた眼鏡フレームだ。


「S-160T」は、同ブランドのものづくりの原点を見つめ直したメタルフレーム。レンズを固定するフェイスブリッジとブロウバーにつながるインナーブリッジで構成される革新的な「レイヤードブリッジ」構造を実現。フレキシブルな環境をブリッジに集約し、適切な強度をもちながら、快適な掛け心地を維持する理想的なフロント環境をつくり上げている。


飯村祐一◎1962年、神奈川県生まれ。都内の眼鏡専門店に就職し、7年間勤務の後、英国ブランドによる眼鏡のコンセプトショップを立ち上げ、独立する。95年、ともに眼鏡業界で活躍していた同世代の仲間4人で「フォーナインズ」を設立。主に営業部門の責任者として活躍する。2008年9月代表取締役就任。国内外にフォーナインズ ショップ29店舗と国内ディーラー約550店舗、海外ディーラー約300店舗で展開。

フォーナインズ
http://www.fournines.co.jp/

Promoted by フォーナインズ / text by Masahiro Kogure / photographs by Shuji Goto, Masahiro Okamura / edit by Akio Takashiro

タグ: