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デビッド・カッパーフィールド(Photo by Monica Schipper/WireImage)

デビッド・カッパーフィールドにとって、それは一目ぼれだった。10歳の時、母親に連れられて訪れたニューヨークのデパートで、常勤マジシャンが小さなボードの上でコインを消して再び出現させるパフォーマンスを披露していた。このシンプルなトリックが、幼きカッパーフィールドにそのボードを購入させ、マジックの道に進ませるきっかけとなった。

それから50年、カッパーフィールドは世界で最も裕福なマジシャンとなった。推定保有資産額は8億7500万ドル(約996億円)。これにはバハマ諸島に所有する島11つと、膨大なマジック関連品コレクションが含まれる。

カッパーフィールドは1年で6100万ドル(約69億円)を稼ぎ、「世界で最も稼ぐマジシャン」ランキングで再び首位に輝いた。収入の大半はラスベガスのカジノリゾート「MGMグランド」で実施しているショーによるもので、ランキングの対象期間2017年6月1日~2018年6月1日に行った公演の数は670回にも上った。

2位はペン&テラーの年収3000万ドル。2人はラスベガスのカジノリゾート「リオ」で週5回の公演を行っているほか、駆け出しのマジシャンが技を競い合う人気番組「フール・アス」を手掛けている。

カッパーフィールドとペン&テラーの収入はいずれも、ラスベガスで昨年10月に起きた銃乱射事件のあおりで減少した。事件では59人が死亡し、数百人が負傷。ネバダ州賭博管理委員会によると、ラスベガスのリゾート施設全体の収入は同月、前年同期比で6%減少し、地元観光当局によれば観光客数も4.2%減少した。

今年ランキング入りした7組の年収総額は1億4900万ドルで、昨年から200万ドル増加した。これは4位に入ったデビッド・ブレインの健闘によるところが大きい。ブレインの今年の年収は昨年の600万ドルから倍以上増え、1350万ドルとなった。大半はランキング対象期間内に終了した北米ツアーによるもので、50余りに上る公演でソロマジシャンのツアーとしては今年最多の1200万ドルを稼いだ。

以下は、今年の「世界で最も稼ぐマジシャン」ランキングに入った7組。各人の収入は、ポールスター・プロのデータや業界関係者へのインタビューに基づいて推計したもので、税金やエージェント・マネジャー・弁護士の費用が差し引かれる前の額となっている。

1位 デビッド・カッパーフィールド/6100万ドル
2位 ペン&テラー/3000万ドル
3位 クリス・エンジェル/1600万ドル
4位 デビッド・ブレイン/1350万ドル
5位 ジ・イリュージョニスツ/1200万ドル
6位 マイケル・カーボナロ/850万ドル
7位 ダレン・ブラウン/800万ドル

翻訳・編集=遠藤宗生

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