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2018.11.16

創業時からのスピリットを受け継いだ、カール F. ブヘラらしい腕時計

レトロ調の最新モデル

ここ数年、時計界のトレンドのひとつに復刻モデルがある。過去にあったモデルを現代の技術で蘇らせた腕時計である。だからデザインは、どこか懐かしい感じで、スーツスタイルなどにあわせやすい。レトロ調の最新モデルといったところだろうか。

カール F. ブヘラにも復刻ではないが、過去のモデルからインスピレーションを得て製作されたモデルがある。今年、創業130年という節目の年に発表された「マネロ フライバック レトロ」である。そもそもマネロ自体が、カール F. ブヘラのコレクションのなかでも正統派で、伝統を色濃く受け継いだ感があるのだが、それをさらに追求したことにより、まさに“レトロ”な要素が満載のモデルとなっている。

しかし、なぜ記念すべき節目の年に“レトロ”なのだろうか。

「日本の『継続は力なり』という言葉が表すように、自分のルーツ、そのルーツがどのように続いてきたのかを忘れずにいることはとても重要だと常に思っています。過去は常にインスピレーションの源です。なぜなら、変えることができないという意味において完成されたものといえるからです。そして未来を築くために現在と過去とを合わせるならば…過去はさらに強い意味を持ちます。この考えこそマネロ フライバック レトロで表現したいことなのです」

と説明してくれたのはブヘラジャパンCEO兼カール F. ブヘラ セールス担当副社長のローラン・レカン氏である。そして、このモデルは「私たちブランドにとって“テロワール”と“自由な精神”がもたらす価値を有しています」ともいう。

ブヘラジャパンCEO兼カール F. ブヘラ セールス担当副社長のローラン・レカン氏

テロワールとは、生育地の地理や気候による特徴を指す言葉だが、「カール F. ブヘラにとっては創業以来生まれ育ったルツェルンの街のこと」を指すようだ。

つまり「マネロ フライバック レトロ」は、“創業の地ルツェルンで育まれた自由な精神”によって製作されたモデルということなのだろう。だからこそ、レカン氏も「この時計は特に創業130周年記念ということで作られたわけではありませんが、節目を迎える特別な年にローンチするという特別の意味はあります」と語っている。

時計宝飾店として誕生

カール F. ブヘラは1888年スイスのルツェルンに時計宝飾店として誕生している。小売りからのスタートである。多くの時計ブランドが時計職人とともに製造を始め、その評判によって事業を拡大していることを考えると、その形態は少し異なる。

その後、創業者の2人の息子が宝飾と時計機械の職人だったことから、本格的に時計製造をはじめるのだが、それも創業から30年以上経過した1919年のことだった。

そして時計製造がはじまっても、出自が小売りだったため、その創作は常に「工房=作り手」発信ではなく、日々おこなわれるお客とのコミュニケーションをベースにした、「お店=ユーザー」側の目線で行われていた。もちろん、それは一流のものであった。その証拠に時計製造をはじめた20世紀初頭には、時計宝飾店はすでにヨーロッパ最大級のものに成長していたのである。

ただカール F. ブヘラが製作する時計は、しばらくスイス国内での販売にとどめられており、世界の人々がそれを目にするのは、約80年後。2001年のバーゼルデビューまで待たなければならなかった。

今回の「マネロ フライバック レトロ」は、「1960年~70年代に製作された過去のモデルから着想を得た」ものなので、我々にとってそのベースモデルはスイスのみでお披露目されたもの。この度の新作は、多くの人にとって初めて目にするデザインでもある。だから雰囲気はレトロでも、間違いなく新鮮に映るはずである。



メリハリのあるレトロデザイン

では「マネロ フライバック レトロ」はどんな腕時計なのか、ということだが、簡単にいうと「マネロ」コレクションのなかでも人気の「マネロ フライバック」に、レトロデザインを取り入れたもの、ということなる。具体的には、先に述べたように「1960年~70年代のモデルから着想を得た」モデルなので、当時製造されたクロノグラフによく使われていたカラーリングを取り入れているということだ。

「マネロ フライバック」といえば、ワントーンのダイアルカラーにケースカラーと同色のインデックス、針を組み合わせた落ち着いた配色が定石だった。しかし「マネロ フライバック レトロ」では、ブラックダイヤルに対して、シルバーのインダイヤル(スモールセコンドと分積算計)を採用し、コントラストを強めている。さらに、クロノグラフ針とタキメータースケールに差し色のレッドを使用することで、視認性を高めつつ、スポーティかつレトロな印象を与えているのだ。

また、レトロなデザインに合わせて、ストラップがアリゲーターレザーから初採用のクーズーレザーへと変更されている。クーズーとは、ウシ科ブッシュバック属に分類される哺乳類で、鹿革のような肌触りのよさと柔らかさが特徴。起毛加工とパンチング処理によってユーズド感を出しており、レトロ調のモデルとの相性も抜群にいい。

このようなユーザー目線のデザイン的工夫が盛り込まれている上に、機能的にもクロノグラフにフライバック機能がついており短時間計測を繰り返しできるという楽しさも持ち合わせている。さらには「43㎜というサイズながら、手首にフィットする点もアピールしておきたいですね」とレカン氏は強調する。

この「マネロ フライバック レトロ」は、「1960年~70年代に製作されたモデル着想を得た」と具体的なベースモデルが公表されたが、カール F. ブヘラの腕時計のすべてにおいて受け継がれてきた伝統が息づいている。それは、レカン氏からの次のメッセージにも表れている。

「我々は、これからも自由な精神を持って自分たち独自の道を開き、ロングスパンでのプロジェクト、つまり品質に対して厳しい目を持つ日本のお客様にもご愛用いただけるような時計作りに取り組んでいきます」

ルツェルンで育まれた普遍の腕時計。それがカール F. ブヘラなのである。



マネロ フライバック レトロ
自動巻き、SSケース、43㎜径 88万円
お問い合わせ 
ブヘラジャパン☎03-6226-4650
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Promoted by ブヘラジャパン 文=福留 亮司

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