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フェイスブックCEOのマーク・ザッカーバーグ、妻のプリシラ・チャン(Photo by Lachlan Cunningham/Getty Images for Breakthrough Prize)

フェイスブック創業者でCEOのマーク・ザッカーバーグが、妻のプリシラ・チャンとともに2億1400万ドル(約244億円)相当の株式を、NPO団体の「シリコンバレー・コミュニティ財団(SVCF)」に寄付したことが11月8日明らかになった。

SVCFの元代表のEmmett Carsonは今年6月に、社内のハラスメント行為の責任をとる形で辞任しており、11月8日に新代表の就任がアナウンスされた。

ザッカーバーグらは以前からSVCFに多額の寄付を行っており、累計の寄付額はこれで約19億6000万ドルに達した。SVCFの新CEOにはかつて、アリゾナ州立大学財団のバイスプレジデントを務めたNicole Taylorが就任する。

SVCFは2018年の年初時点で135億ドル以上を運用しており、同種の財団としては米国で最大規模となっている。同財団にはツイッターCEOのジャック・ドーシーや、ワッツアップ創業者のジャン・コウム、ネットフリックスのリード・ヘイスティングスら、シリコンバレーの富豪らが寄付を行っている。彼らの多くは寄付の見返りに税の優遇措置を受けている。

フォーブスは今年5月にSVCFの前CEOのCarsonのマネージメント方針に社内から、抗議の声があがっていることを伝えていた。彼は年間に100万ドル近い報酬を得ていたが、社内のハラスメントを放置していた。

この件の調査にあたった法律事務所Boies Schiller Flexnerは「SVCFは誰もが快適に働ける多様性に富んだ労働環境を、従業員に与えてこなかった」と報告書で述べた。SVCFは声明でこの事実を認め、従業員や関係者らに謝罪していた。

同財団の新CEOに就任するTaylorは、以前にスタンフォード大学のダイバーシティ部門の運営にも関わっていた。また、10歳から18歳の若者たちを支援する財団、Thrive Foundation for YouthのCEOも務めていた。

Taylorは8日の声明で、自身が人生の大半をサンフランシスコのベイエリアで過ごしてきたことを述べた。「シリコンバレーはイノベーションを重視する文化の影に、克服すべき社会的チャレンジを抱えている。財団の支援者やコミュニティとの連携を通じ、それらの難題を解決していきたい」とTaylorは宣言した。

編集=上田裕資

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