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Rawpixel.com / Shutterstock.com

2018年も2カ月を残すところとなったが、ヘルスケア関連のスタートアップ企業が今年、ベンチャーキャピタルから調達した資金の総額は、2012年と2013年の2年間の合計を上回っていることが、フォーブスがPitchbookに依頼した調査結果から判明した。

ヘルスケア領域へのベンチャーキャピタルの投資額は、今年260億ドル(約2.9兆円)を突破した。これは2012年と2013年の合計の223億ドルを大きく上回る額で、2017年の154億ドルと比較しても大幅な上昇となった。2018年の調達件数はこれまで1540件に及んでいる。

今年10月のみで、ヘルスケア企業の資金調達額は26億9000万ドル、調達件数は126件だった。調達額は前年同月との比較で、75%の伸びだった。昨年の10月の調達件数は128件で、2018年と同水準だったが、今年は1件あたりの調達額が大幅に伸びた。

1社あたりの調達額の平均は2017年に1200万ドルだったが、2018年は2130万ドルとなっている。

今年10月に最大規模の資金調達を実施した企業にあげられるのが「Devoted Health」で、アンドリーセンホロヴィッツが主導したシリーズBラウンドで3億ドルを調達した。同社は高齢者の公的医療保険制度のメディケアを代替する私保険の、メディケア・アドバンテージ関連の企業で、企業価値は18億ドルとされている。

また、医療デバイス関連では自宅で安価に歯列矯正ができるツールを提供する「SmileDirectClub」が3億8000万ドル(約430億円)を調達した。同社の企業価値は32億ドルで、クライナー・パーキンスらが出資した。

さらに、バイオテック分野ではゲノム編集キットの「Synthego」がシリーズCラウンドで、1億1000万ドルを調達。同社にはメンローベンチャーズや、ヤフーの共同創業者のジェリー・ヤンらが出資した。

編集=上田裕資

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