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2018.11.08 18:00

ネットフリックスがアジアに注力、創作力に期待し投資拡大へ

「See What’s Next: Asia」に登壇したネットフリックス創業者兼CEOのリード・ヘイスティングス(写真=ネットフリックス提供)


「パシフィック・リム」(日本)

実写映画版1、2作目をベースにストーリーが繰り広げられる。失踪した両親を探すべく、敵陣で錆びれたイェーガーを操縦することを余儀なくされた10代の少年と妹を中心に物語が描かれる予定。

共同ショーランナー:クレイグ・カイル (「マイティ・ソー バトルロイヤル」)とグレッグ・ジョンソン(「X-MEN: エボリューション」)製作会社: レジェンダリー・エンターテインメント(「キングコング: 髑髏島の巨神」「名探偵ピカチュウ」)

「オルタード・カーボン」(日本)

ネットフリックスオリジナルの実写SFシリーズ(スカイダンス・テレビジョンがシーズン2製作中))と同一の世界観で展開し、物語の中で語られる神話の新しい側面を発見していく。脚本は佐藤大(「カウボーイビバップ」「サムライチャンプルー」)、近藤司、アニメーションスタジオはアニマ。

「虫籠のカガステル」(日本)


「虫籠のカガステル」のキーアート(写真=ネットフリックス提供)

漫画を原作とし、人が巨大な殺人虫になる奇病"虫(カガステル)"が蔓延した終末後の世界を舞台に、生き残りを懸けた若い男女の闘いが描かれる。監督は千明孝一(「ラストエグザイル」「フルメタル・パニック!」)。アニメーションスタジオ: ゴンゾ(「Hellsing」「AFRO SAMURAI アフロサムライ)。

「Yasuke」(日本)

メカと魔法の入り混じる群雄割拠の戦国時代。一度は隠居の身となった浪人が、邪悪な力によって命を狙われる不思議な子供を運ぶため、再び刀を取るという物語。

制作・監督・製作総指揮はルショーン・トーマス(「ブーンドックス」「キャノン・バスターズ」)。グラミー賞ノミネートのフライング・ロータスが作曲・製作総指揮として名を連ねます。キース・スタンフィールド(「アトランタ」、「ソーリー・トゥ・ボザー・ユー」)が主人公・弥助(織田信長の家臣であったアフリカ出身の侍がモデル)の声を務める。アニメーションスタジオ:MAPPA(「ユーリ!!! on ICE」「賭ケグルイ」)

「Trese」(日本)

フィリピンに伝わる伝説の生物が人間のあいだに身を潜め暮らすマニラで、アレクサンドラ・トレースは邪悪な生き物がうごめく裏社会と対峙する。本作品はバジェッテ・タン、カジョ・バルディッシモ作のフィリピン発の同名グラフィック小説をベースに制作。

製作総指揮はジェイ・オリヴァ(「ワンダーウーマン」)、プロデューサーはシャンティ・ハーマインと、ジャカルタとシンガポールを拠点とするBASEエンターテインメントのターニャ・ユソン。

「The Stranded เคว้ง」(タイ)

18才のクラームは、アンダマン海に浮かぶ孤島にある私立の名門高校で恐ろしい津波に遭い、他の36人の生徒と共に生き残る。島で不思議なことが起こり始め、クラームは救助が来ないこと、そして生き残るために他の生徒を率いなければならないことを悟る。

監督はソフォン・サクダフィジット、製作は GMMグラミー(コンテンツ提供契約後初のNetflixオリジナルシリーズ)、H2Lメディアグループ、製作総指揮をエカチャイ・ウエクロンタム、ゲイリー・レヴィンゾーン、スティーブン・シムズ、ビリー・ハインズ、クリスチャン・ダーソが務める。

「Shimmers」(タイ)

タイ北部の孤立した学校を舞台に描く、5人のティーンエイジャーのドラマシリーズ。休暇中、自らの過去の亡霊にとらわれていることを知る5人。しかし、さらに恐ろしい謎が彼らに襲い掛かる。監督はウィシット・サーサナティヤン、シッティシリ・モンコルシリ。

「Triad Princess 極道千金」(台湾)

裏社会に生きる父の影を背負いながら育ったアンジーは、自分の人生を生きることができるよう切望する。父の意志に背き、彼女は人気女優の覆面ボディーガードとして事務所に入り、今まで足を踏み入れることがなかった煌びやかでゴージャスな世界、そして恋に奮闘する。

メインキャストはユージェニー・リウとジャスパー・リュウ。監督はニール・ウー、製作はMM2、グッドフィルムズ・ワークショップ。



新作コンテンツの発表だけでなく、『ハウス・オブ・カード 野望の階段』のクレア・アンダーウッド役ロビン・ライトが登壇したほか、『ナルコス:メキシコ編』のキャスト、『モーグリ: ジャングルの伝説』監督も登壇。さまざまな視点からコンテンツの魅力が語られた1日目。最後はリード・ヘイスティングスが『キングダム』シーズン2の制作を発表し、幕を閉じた。

文=新國翔大 写真=小田駿一

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