第3回目のテーマは「読書の秋におすすめの絶対に面白い一冊」。
工藤慎一|ecbo代表
「経営者の条件」
P.F.ドラッカー著/上田惇生訳/ダイヤモンド社
経営者に絶大な人気を誇る不朽の名著。「経営者にとって重要なのは、スキルセット以上に経営者としてのスタンスや哲学を深めることだと考えています」という工藤。そのスタンスと哲学を簡単に学ぶことができるのがこの一冊だったという。
工藤慎一◎1990年生まれ。2015年 ecboを創業。2017年、カフェ、美容室など店舗の空きスペースを荷物の一時預かり所にするシェアリングサービス「ecbo cloak」の運営を開始。ベンチャー企業の登竜門「IVS Launch Pad 2017 Fall」優勝。「Forbes 30 UNDER 30 JAPAN 2018」選出。
我妻陽一|助太刀代表
「五分後の世界」
村上龍著/幻冬舎文庫
村上龍の代表作でもある一冊。小田桐は、気づくと硝煙漂う泥濘を行進していた……。現在より五分時空のずれた地球では、もう一つの日本が戦後の歴史を刻んでいたのだ。
我妻陽一◎1978年生まれ。建設業の職人と現場監督が、作業員の手配に使うアプリ 「助太刀」代表取締役。Forbes JAPAN「RISING STARアワード2018年」第2位。(※「東京ロケット」当時)
野口卓也|バルクオム代表
「確率思考の戦略論 USJでも実証された数学マーケティングの力」
森岡 毅、今西 聖貴著/ KADOKAWA
P&Gを経てUSJに入社した森岡毅、今西聖が同社に導入した秘伝の数式を公開する。ビジネス戦略の成否を左右する「確率」はある程度まで操作することができる。市場構造や消費者の本質を理解していると、八方塞りに思える状況でも、勝つ確率の高い戦略を導き出すことができる。
野口 卓也◎1989年生まれ。慶應義塾大学環境情報学部中退。2013年TSUMO・JP BULK HOMME事業部を発足。2017年、組織再編を経て株式会社バルクオムを設立、代表取締役CEOに就任。「Forbes 30 UNDER 30 JAPAN 2018」選出。