「GT-R50」が好評の日産、その勢いで高級クロスオーバーも開発か

日産とイタリアのイタルデザインが共同開発した「GT-R50」


日産は、今年前半にGT-R50を発表して世界に衝撃を与えた。1.1億円という額は、これまで日本車が超えたことのない価格だ。それでも、日産は「GT-R50周年を飾る限定生産」だからと言っていた。

しかし今度は違う。来たるクロスオーバーは記念モデルではないし、対象となる市場もずっと大きい。市販台数も多くなるので、価格も合理的な数字にできる。最低で2000万円かそれ以上、というところじゃないかな。

ところで、今回はぜひみなさんに想像力を大いに働かせてみてほしい。GT-R50クロスオーバーの最終デザインはどうなるのか……。このプロジェクトに関して、日産はもちろん、イタルデザインも外観の方向性は一切明らかにしていない。手がかりは、GT-R50と「フロントはほぼ同様のはず」ということ。また、車高が大幅に高くなることも間違いない。


2017年の東京モーターショーで発表された日産 iMxコンセプト

対照的に、後部はまったく新しいクロスオーバーのデザインになるだろう。もしかしたら、2017年の東京モーターショーで披露されたiMxコンセプトに近いかもしれない。

GT-R50の兄弟となるクロスオーバーのコンセプトが登場するのは、おそらく2020年の秋、東京五輪が終わった頃になりそうだ。それまで、どんなデザインになるのか、ゆっくり思いを巡らしてみよう。

国際モータージャーナリスト、ピーター・ライオンが語るクルマの話
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文=ピーター・ライオン

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