ビジネス

2018.10.31 17:00

LCCに迫る冬 ノルウェー・エアは生き残れるのか?


同社は今年9月、エディンバラやベルファストからニューヨークのスチュワート空港、プロビデンス空港への便や、ロンドンからシンガポールまで唯一の格安便となっていた路線の廃止を発表した。

ノルウェー・エアシャトルに対する懐疑的な見方は、同社が7月、前年同期は7億ノルウェー・クローネ(約94億円)の赤字だった収支が3億ノルウェー・クローネ(約40億円)の黒字に改善したと発表したことで、いくぶんか鎮静化した。同社のビョルン・ショスCEOは「成長段階の頂点を迎えているにもかかわらず、当社はこの第2四半期の間に利益を上げ、単価を下げることができた」と述べた。「今後は成長が鈍化し、顧客や社員、株主の利益のためにまいた種から恩恵を享受できるだろう」

LCC全般、そしてノルウェー・エアシャトルについて楽観的な人と悲観的な人は、どちらが正しいのだろうか? 断言するのは難しいが、来たる冬には、乗客の足が遠のき、さらなる財政問題が待ち構えている。自然淘汰(とうた)が進むLCC業界では、強者だけが生き残れるだろう。

編集=遠藤宗生

タグ:

ForbesBrandVoice

人気記事