低カロリー、低糖、高たんぱくのヘイロー・トップの成功に触発されたほかの大手食品各社も、追随すべくアイスクリームブランドを立ち上げている。
ベン&ジェリーズとブレイヤーズを傘下に擁する巨大企業ユニリーバはこのほど、「健康志向」アイスの自社ブランドを立ち上げて、拡大を続けるヘルシーなフローズンデザート業界に参入すると発表した。
とはいえユニリーバは、ヘイロー・トップのやり方を真似るわけではない。むしろ、ひと味違う低カロリーアイスを商品化した。ブランド名は「カルチャー・リパブリック(Culture Republick)」。カルチャー(文化)を応援する、カルチャー(細菌)入りのアイスクリームだ。
このアイスには、健康に良いプロバイオティクスが含まれている。フレーバーごとに異なるカラフルなパッケージは、全米各地で活動する新進アーティストの協力を得てデザインされた。
リリースによると、1パイント(約470ml)は400~500kcal(ヘイロー・トップは240~360)で、人工甘味料は使われていない。フレーバーは、「ミルクと蜂蜜」「ターメリック・チャイとシナモン」「コールドブリュー・コーヒーとチョコチップ」「ピスタチオとキャラメル」「レモンとグラハムクラッカー」「チョコレートとチェリー」「抹茶とファッジ」が発売される。
また、カルチャー・リパブリックの販売利益の10%は、各地のアーティスト・コミュニティに寄付されるという。つまり、1パイントに30億個の生きたカルチャーが入った、カルチャー支援アイスクリームというわけだ。