新たに始めた転職活動 雇用主に見抜かれないための4つの注意点

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自分が転職活動をしていることを現雇用主に隠すため、あなたはどれくらい努力するだろうか? 転職を目指すある男性は、現在の業界の知り合いが自分の転職活動に気づかないよう、2つ目のリンクトインプロフィールの作成を始めている。

「今のものとは別に、リンクトインのプロフィールを作りました。現在のものは削除する予定です。このアカウントは、現職に就くまで広範囲にわたり使ってきましたが、私が本当に望むキャリアを得るための人脈作りにはほとんど活用していません。私は素晴らしい企業で働いていて、リーダーたちも素晴らしい人です。私はその全員とリンクトインでつながっているので、自分が他の企業に転職を考えていることを知ってほしくありません」

私は、新たなプロフィールを作成する必要はないと思う。プライバシー設定を確認し、自分とつながっている人には自分の活動を共有しないように設定することで、プロフィールを更新して誰かとつながっても、現在の同僚や上司が最新情報について通知を受けないようにすればよいだろう。

もちろん、あなたが全く別業界の人とつながり始めたことに職場の誰かが気づき、あなたが転職モードに切り替えたと結論づける可能性はある。しかし、ほとんどの人は自分のことを考えるのに精一杯で気づかない。また、新たにゼロからプロフィールの作成を始めれば、今までに築いたつながりを全て失ってしまう。これは、現在のプロフィールから転職活動をしていることがばれてしまう小さなリスクよりも重要なものだ。

とはいえ、給与をもらって働いている人が転職活動を始める場合、特に初期段階ではそのことを秘密にしておく必要がある。転職活動は自分が予想しているよりも長くかかる可能性もあるため、職場や上司に居心地悪い思いをしてほしくないはずだ。もしかしたら、退職しないことにするかもしれないし、そうなれば無駄に警告を上げてしまったことになる。最後の最後になるまで、自分が仕事に熱意を持っていないという印象は与えたくないはずだ。そのためには、あなたが転職モードになっていることを示す次の4つの点に注意しよう。

1. ソーシャルメディア上での活動の増加

転職モードにあるときは、昔の知り合いに連絡したり新たな人とつながったり、企業をフォローしたりグループに参加したりと、ソーシャルメディア上での活動が活発になるものだ。それぞれ別々に見たときには普通のネットワーキングに見える活動も、その量の多さから、あなたが新たな仕事を探していることが分かるかもしれない。
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翻訳・編集=出田静

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