ビジネス

2018.10.30

将来不要となるスキル、必要になるスキルは?

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分析的思考や問題解決能力は2018年現在の職場でも重要なスキルだが、さらに重要性が増すようだ。では、いつまでにリ・スキリングする必要があるのか。

各社の回答によれば、従業員のうち46%はリ・スキリングの必要なし。13%は1カ月以内、12%が1-3カ月以内、10%が3-6カ月以内、9%が6-12カ月以内、10%が1年以上の間に必要だとしている。研修の提供者として期待されているのは、組織内部の部署、民間や公の研修機関や教育施設など。必要な期間や費用、成功ケースやモデルは仕事や従業員によって大きく異なるので注意が必要だ。

レポートを担当したWEFの社会・経済アジェンダのトップ、サーディア・ザヒディは言う。

「必要となるのは、テクノロジー関連のスキルはもちろんのこと、想像力やコラボレーションや批判的思考、他の人と一緒に働ける、というような『人間的な力』だ。これからは、そういった力が今までと異なる形で、職場で求められるようになる。職場も変わらないといけないし、労働者も変わらないといけない」

レポートでは、第4次産業革命下で、政府や産業界が労働市場やテクノロジーの変化に迅速に対応し、労働者のスキルアップをサポートすべきだとすると同時に、労働者に対しても自身の生涯にわたる学習とキャリア開発に責任を持つ重要性を指摘している。

レポートの詳細(英語版)は、WEFのサイト内「Report」で見ることができる。

文=成相通子

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