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こうしたシナリオは、オフィススペースの未来にも影響を及ぼす。例えば、独立開業の弁護士や会計士のような専門職の場合、自動車とオフィスの両方を維持するよりも、自動車をオフィス代わりに利用した方が理にかなっている。

オフィスとしての自動車はホームオフィスを強化する役割を果たし、クライアントを自分のオフィスへ呼ぶ代わりに、オフィスごとクライアントのところへ行けるようになる。このように自動運転車は、完全に新しいタイプのワークスペースを作り出す可能性を秘めている。

こうした変革を実現するためには、自動運転車はモジュール化され、パーソナライズされ、健康や効率を考慮した形で設計される必要があるだろう。アウディなど一部の自動車メーカーでは既に、生産性を最大限に高めるための自動運転車内のデザインを考え始めている。

その他の先進的な企業もまた、自動運転車時代で成功を収めるべく準備を進めている。

例えば、自動防眩ミラー製造大手のジェンテックスは、自動運転車の車内体験を向上するためのコネクテッドカー技術の分野に進出している。BMW、パナソニック、ボッシュ、ヴァレオなども同様に、自動運転車の乗り心地向上に向けた技術やインテリアデザインに着手した。これらは全て、自動運転車を生産性向上のためのプラットフォームとするのに重要なプロジェクトだ。

自動運転車が、交通パターン、交通安全、通勤時間、都市生活に与え得る影響については、これまで多くの意見が発信されてきた。一方で、働き方の未来を変えるポテンシャルについては、ほとんど論じられてこなかった。

企業の意思決定者らは、自動運転車のポテンシャルに対してどのように先手を打ち、適合や活用を進めていくのだろうか? 雇用主は、移動方法に大きな影響を与える自動運転車を利用して、働き方改善にどのように取り組んでいくのか? 車内勤務時代のリーダーたちは、こうした問いを投げ掛けていかなければいけない。

編集=遠藤宗生

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