パーソンズは、インテルなどの企業の広告出演やスピンオフドラマ「ヤング・シェルドン」のプロデュース収入により、共演者のジョニー・ガレッキ(2500万ドル)を2位に抑え、4年連続となる首位に輝いた。同じく「ビッグバン・セオリー」に出演するクナル・ネイヤーとサイモン・ヘルバークは、上位2人と比べドラマ出演料以外の収入源が少なく、いずれも年収2350万ドルで3位タイとなった。
4人は、共演女優のメイエム・ビアリクとメリッサ・ローチのギャラを上げるため、推定100万ドルだった1話当たりの出演料を90万ドルへと下げたことから、今年の収入はいずれも昨年から減少した。ただ、4人はドラマが上げる収益の一部も受け取っており、年間100万ドル以上の収入増加につながっている。
5位に入ったのは、同じくCBSが放送する刑事ドラマ「NCIS ~ネイビー犯罪捜査班」で主演を務めるマーク・ハーモン。「ビッグバン・セオリー」の出演者と同じく、ドラマの収益の一部を受け取っている。
今年のランキングに入った男優10人の合計年収は1億8100万ドルとなり、昨年の1億8500万ドルから減少した。今年初登場となったのは、「ウォーキング・デッド」のアンドリュー・リンカーン。降板が決まったものの、自身最後となる最新シーズンで多額の出演料を得てランキング入りを果たした。
ランキングから姿を消した唯一の男優は、ケヴィン・スペイシーだ。過去のわいせつ疑惑が次々と発覚し、「ハウス・オブ・カード」を降板させられたスペイシーは、ランキングの対象期間内に出演したエピソードがなかったため、ランク外へと転落した。
ランキング作成に当たり対象となった収入は2017年6月1日~2018年6月1日までのもので、金額はエージェント、マネジャー、弁護士の費用や税金が差し引かれる前のものとなっている。算出に当たってはニールセン、ボックス・オフィス・モジョ、IMDBがまとめた数字に加え、業界関係者へのインタビューの内容を加味した。