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2018.11.28

その重みが心地いい。ブライトリング「クロノマット JSP」×家入一真

家入一真

日本最大級のクラウドファンディング・プラットフォーム「CAMPFIRE」を中心に、スタートアップ投資・育成のための「partyfactory」、ネットショップ開設サービス「BASE」など、さまざまなアプローチでインターネットの可能性を証明し続けてきた家入一真。「最近は時計をしないことが多い」と口にした彼が、ブライトリングのフラッグシップモデル「クロノマット JSP」を身につけたときに起きた化学変化とは?


自分をそれ以上に見せたくて、背伸びして高価な時計をつけていた30歳の頃

「paperboy & co.(現・GMOペパボ)を上場させた30歳の頃は、背伸びをして高い時計を身につけていましたね。バカにされたくない、自分へのご褒美だからと、さまざまな理由をつけて、無理をして……」

貧しい新聞奨学生だった家入一真少年が地元・福岡で創業したpaperboy & co.は、個人が世界に発信することのできるインターネットの特性が理解されるとともに急成長し、2008年にJASDAQ上場という華々しい結果に結びついた。

「イジメを体験し、引きこもり時期を経て、それでも受験をして美大に合格して就職もしたのですが、どうにも遅刻や忘れ物ばかりでクビになってばかり。脱線グセが抜けない自分はどこにも居場所なんてないと思っていました。でもインターネットの世界なら、僕は受け入れられたのです」

そうして一度は成功を手にした。しかし、その後、彼は手に入れた栄光をすべて失ってしまう。

「どこかに慢心があったのでしょうね。背伸びをして高い時計を身につけたりしてね」

だから、失敗の味も数多く知っている。そうした弱者の視点を持ち合わせた彼だからこそ、光の当たらないスタートアップや若者たちのアイデアがくっきりと際立って見えるのだろう。



「みんなの間で起こる"小さな火"。大企業発ではない小さなプロジェクト、インターネットがなければ声を上げることは決してなかった人々、そんな人の声を拾い上げることが僕の使命なのだと思います」

家入はそうした小さな火を消さないために、さまざまなスタートアップの声を聞き、支援し、投資さえも民間の手に委ねるクラウドファンディングのためのプラットフォーム・CAMPFIREを立ち上げた。その背景には彼の抱き続けるこんな不安があった。

「小説『希望の国のエクソダス』(村上龍著、2000年)の中の印象的なセリフに"この国には何でもある。ただ、『希望』だけがない"というものがありました。もし自分のアイデアを実現する可能性が無いと感じて、希望を失いそうなら、ちょっと待ってほしい。

もしその小さな火が、それぞれの人の希望ならば、それを燃やし続けてほしい。そのために僕の力をきっと役立てられるから、そう思ったのです。たとえ大企業が出資したがらないアイデアでも、世の中には出資したい人が、少しはいるかもしれないのです。それらの点と点をつなぐプラットフォームさえあれば、その人たちは希望を失わずに済むかもしれない」

山積する地方創生の課題、それはトップダウンでは解決できない

「政治家がこぞって叫んでいる地方創生。地方都市にまたハコモノをつくるのですか?そうしたトップダウンの再生方法が地域を破壊するだけの結果になることは、歴史が証明していますよね。都会のコピー&ペーストから生まれることなんて、何もない。それよりもボトムアップ。

伝統の技術でも何でもいい、そこに根ざした若者にしか見えない原石、ストーリー、小さな火があるのです。つまりはそれまでの見方を変えて、伝統に光を当て、新しい価値を見いだすことにしか、真の意味の地方創生はありえないのです」

かつて、スイスの伝統ある時計産業はクオーツ時計の登場で大打撃を受けた。もちろんブライトリングも例外ではない。1970年代のクオーツショックである。精密・緻密さを極めた機械式時計の技術は、電池を使った低価格クオーツ時計の台頭で駆逐されるかのように見えた。



しかし、ブライトリングはイタリア空軍パイロットのために生み出した初代クロノマットを1984年に誕生させると、そのバッテリー切れのない機械式(自動巻)時計としての機能性と、類まれな職人技術で生み出される精密な構造が再評価され、機械式時計文化を見事に復興させるきっかけをつくり出した。

伝統の技術の再発見が、ブライトリングに活路を見いださせたのである。以降、機械式クロノグラフのリーダーとして再び歴史を刻み始める。

そしてその流れを受け継ぎ、幾度かのマイナーチェンジを経て2004年にサイズアップした「エボリューション」が登場。さらに2009年には、自社開発・設計のムーブメントを搭載した「クロノマット 44」が誕生した。しかしその過程で失われたものもあった。4箇所に配置されたライダータブを装備した逆回転防止ベゼルである。1984年当時、実際のパイロットの声を反映させて搭載されたライダータブは、ベゼル操作時の指がかりの向上や、ガラスの保護はもちろん15と45の位置を入替えることでカウントダウンも行えるという、画期的な特徴だった。そのライダータブが「クロノマット JSP 」には採用されている。



責任の重さを受け入れる覚悟があるいま、つけたくなる時計がある

「経営者として生きていくなかで、さまざまな紆余曲折がありました。銀行口座の残高を見てため息をつくことも。30代で得た高級時計も、酔っ払って無くしてしまったり、手放してしまったりで、いま、手元には残っていません」

そんな家入が、改めて「クロノマット JSP」を身につけた。

「あ、この重みがいいですね。責任の重みのような(笑)。思ったよりもしっくりきたのに驚いています。これが機械式時計の魅力ですよね」

いま40代を目前にして、周囲を取り巻く状況も随分変わったという。複数の企業の経営者として、家庭人として、30歳の頃の自分とは違うと。

「重みが心地いい。30歳の自分はきっと責任の重みから逃げたかったのだと思う。複数の企業を成功に導くことができて、いろいろなスタートアップの力にもなってきた。プライベートでも家庭をもつなかで、当時の自分とは重さに対しての許容度や受け止め方が変わってきたからだと思います。いまはあえて責任の重みを受け入れる覚悟がある。そして自信をもって身につけられる気がする。そういう意味で、この『クロノマット JSP』こそ、僕がいま、つけるべき時計なのかなと感じました」

20年間経営者として生き続けてきた家入にとって、いまは、自分の人生に対して自信を取り戻すステージなのだという。そして彼が40代を目前にして日々鏡に問いかける言葉がある。

「それはいま、自分がやるべきことなのだろうか」

1日がたった24時間であることが、彼には理不尽に感じるという。いまもなお、できることなら眠りたくないと語るほど、時間が足りない毎日を過ごしている。そんな毎日を乗り切るコツは、自分のやらないことを明確にすること。

「限られた時間の中で、やれることには限りがある。だったら物事の本質を見極めて、自分がすべきことをするしかないでしょう」



クロノマット JSP(黒文字盤+ブレス)イタリア空軍エアロバティックチームのパイロットのために"プロのための計器"として1984年に登場したフラッグシップ「クロノマット」のジャパン スペシャル エディション。太い針にサファイア風防という精悍な顔つき。2009年まで続いたサテン仕上げライダータブ付きを復刻させた逆回転防止ベゼルで、伝統の哲学を最新機能でアップデート。¥830,000(税別)


家入 一真(いえいりかずま)◎株式会社CAMPFIRE 代表取締役社長 1978年、福岡県出身。 「ロリポップ」「minne」など個人向けサービスを運営する株式会社paperboy&co.(現GMOペパボ)を福岡で創業、2008年にJASDAQ市場最年少で上場。退任後、2011年クラウドファンディング「CAMPFIRE」を運営する株式会社CAMPFIREを創業、代表取締役社長に就任。他にもBASE株式会社の共同創業取締役、エンジェル投資家として60社を超えるスタートアップへの投資・支援、現代の駆け込み寺シェアハウス「リバ邸」の全国展開なども。 2018年、シード向けベンチャーキャピタル「NOW」を設立。第一号として、最大50億円規模のファンドを組成。生きづらさを抱える人の居場所づくりや、「やさしい革命」を合言葉に、テクノロジーによる社会のアップデートを人生のテーマに活動しています。



株式会社CAMPFIRE
『資金集めを民主化し、世界中の誰しもが声をあげられる世の中をつくる』というミッションのもと、国内No.1のクラウドファンディングプラットフォーム「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」、フレンドファンディングアプリ「polca(ポルカ)」、融資サービス「CAMPFIREレンディング」といった複数サービスを展開。 個人やクリエイター、企業、NPO、大学、地方自治体などの挑戦を後押ししており、1人でも多く・1円でも多くお金がなめらかに流通する世界を目指し、「CAMPFIRE経済圏」をつくってまいります。


ブライトリング
https://www.breitling.co.jp

Promoted by ブライトリング 文 = 清水りょういち 編集 = 高城昭夫 写真 = 後藤秀二

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