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testing / Shutterstock.com

10月16日、中国のファーウェイがロンドンの製品発表会で発表した新型フラッグシップ端末「Mate 20 Pro」はチップセットにKirin 980を搭載し、カメラはウルトラワイド、ワイド、望遠(3倍ズーム)に対応するなど、同社が誇る先端的イノベーションがフルに投入されている。

なかでも注目を集めるのが「ワイヤレス逆充電」(Wireless Reverse Charging)と呼ばれる画期的な充電機能だ。逆充電というのは、これまで電源プラグやモバイルバッテリーから充電を受けるのみだったスマホが、逆に充電を与える側になるというもの。

筐体の背面には、ワイヤレス充電を可能にするコイルが埋め込まれており、Qi規格のスマホ等を近づけると、Mate 20 Pro自体がQi無線充電器として機能する。

筆者はロンドンの発表会の場のハンズオンで、この機能を試してみたが、iPhone XS Maxを問題なく充電できることを確認した。

ファーウェイはこのワイヤレス充電がどれほどの速度で可能なのかを明らかにしておらず、通常のケーブル充電に比べれば時間がかかりそうだ。しかし、このような機能を持つスマホは他には存在せず、これが驚くべきイノベーションであるのは間違いない。

もしかしたら、この端末がきっかけになり、バッテリーのシェアカルチャーと呼べるものが出現することもありえるかもしれない。

Mate 20 Proのもう一つの注目ポイントは、ファーウェイが力を入れるカメラ性能のさらなる向上だ。ファーウェイが今春発表した「P20 Pro」は、背面にライカ製の3つのカメラを搭載したトリプルカメラ端末として注目を集めたが、今回のMate 20 Proも3カメラ仕様となっている。

3カメラは背面の正方形のエリアに格納され、上部の左端部分はフラッシュのスペースになっている。また、カメラのスペックはP20 Proから大きく進化し、超広角・広角・3倍望遠のトリプルカメラ仕様となっている。

個々のスペックは「40MP f/1.8 広角 27mm」と「20MP f/2.2 超広角 16mm」、「8MP f/2.4 望遠 80mm」となっている。

P20 Proまでのファーウェイ製トリプルカメラスマホでは、1つのカメラがモノクロセンサーとなっていた。しかし、今回のMate 20 Proでは全てのカメラがカラーとなっており、超広角の16mmのカラー撮影が可能になっている。スペック的にはP20 Proを大きく上回る性能を実現したのが、今回のMate 20 Proといえるだろう。

さらに、Mate 20 Proでは指紋センサーが前面のディスプレイに埋め込まれている点も注目ポイントだ。端末を手に取ると、ディスプレイ上にガイドが表示され、そこに指を押し当てると認識する仕組みとなっている。また、顔を立体認識する顔認証も利用できる。

Mate 20 Proの販売価格は約1140ドル、下位モデルのMate 20は約780ドルと予想されている。

編集=上田裕資

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