ゴッホがショッピングモールに? 蘭美術館、米各地でレプリカ展

オランダのゴッホ美術館に展示されている、ゴッホの自画像(Photo by Jasper Juinen/Getty Images)


ゴッホの作品をショッピングモールで展示するアイデアは、リテール・イズ・ディテールの顧客であるモール側から出たものだ。この顧客は、短期の芸術・文化イベントをポップアップとして活用することに関して調査を希望していた。

「このアイデアをゴッホ美術館の特別美術館版部に売り込んだ。同館には、現在展示しているゴッホの遺産の価値を今以上に高めるため、自らの国際的なイメージや世界へのアピールをさらに向上させ、その保全作業や教育活動を維持するとともに可能な部分で強化したいという意向があった。こうした目標を達成するには、同館とその独創的なコレクションのため、世界規模で多くの追加資金を募る必要がある」(ブログ)



同展はキング・オブ・プルシアに続き、今年12月から来年11月にかけてニュージャージー州ショートヒルズ、テキサス州ヒューストン、マサチューセッツ州ボストン、コネティカット州ハートフォード、コロラド州デンバー、カリフォルニア州ロサンゼルスのショッピングモールで開催予定だ。

キング・オブ・プルシアのポップアップ展についてブログは「これまでの反応は非常に好意的だ」と述べた。「ポップアップ展でのレプリカとグッズ販売は、どちらも予想を超える売れ行きだった。多くの子ども連れや90歳を優に超えるお年寄りなどが来場し、ゴッホの作品に感銘を受けていた」

編集=遠藤宗生

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