マクラーレンで鈴鹿を激走、日本初「ホット・ラップ」体感。720S特別試乗体験、受付開始

※応募は締め切らせていただきました。多数のご応募誠にありがとうございました。

英国に本拠を置くF1のトップコンストラクター「マクラーレン」。2009年を境にレース界だけでなく、ロードカー(市販車)市場にも本格参入し、現在はF1での地位の奪還とともに、スーパーカーの販売で、「McLaren」というブランドを再構築している。

今回、Forbes JAPAN編集部は、まさにF1が開催されている最中の三重県の鈴鹿サーキットで、斬新なデザインとF1譲りのパフォーマンスを誇るマクラーレンのロードカーに同乗走行するという機会を得た。マクラーレンF1チーム、そしてそのロードカーの実力と魅力に迫る。




すでに70年近い歴史を持つF1は、「F1サーカス」とも呼ばれる世界的な大興行だ。ヨーロッパを中心とした世界21ヶ国(2018年現在)を舞台とした、世界最先端のテクノロジーを搭載したマシンによる、常人では到達できないようなハイスピード領域で繰り広げられるドライバーたちの熾烈な争いに、観る人は酔いしれ、興奮する。

またF1は、カーマニアやレースマニアがサーキットで熱い視線を送るだけでなく、世界中からTVやインターネットを通して観戦するファンの数が多いスポーツだ。そのため、自動車メーカーはもとより、自動車以外のグローバルカンパニー、そして世界中のセレブリティやビジネスパーソンたちも注目するコンテンツなのである。

今回、Forbes JAPAN編集部は、マクラーレンチームから招待され、このサーカスの舞台裏でもあるパドックスペースに入る機会を得た。そこは、ピット作業が行われる建物の裏手にあたる場所で、(チームの基地となる)モーターホームがあり、ドライバーをはじめ、チームスタッフや関係者が数日間のレースデーを過ごす場所でもある。



原則的に誰でも入れる場所ではないが、レーススケジュールをこなすドライバーや、各国のセレブリティなどの姿もちらほら見かけることができた。



我々が訪れたのはスケジュール初日の「フリー走行」デー。フリー走行とは、いわゆる練習走行のことであり、翌日の予選、翌々日の決勝レースに向けて、各チームがマシンセッティングを詰めるために走行をするフェーズである。

F1の知識があまりない人でも「マクラーレン」という名前は聞いたことがあるだろう。1963年に設立されたレーシングコンストラクター(レースチーム)で、その長い歴史の中で数多くのタイトルを獲得してきた、F1界を代表する名門チームである。


80年代後半から90年代初頭にかけて、故アイルトン・セナを擁し、ホンダエンジンを積んだマールボロカラーのマシンでF1界を席巻していた姿は、40代以上の男性ならいまだに心躍るものがあるに違いない。そんなマクラーレンだが、2008年のドライバーズチャンピオン獲得以来、タイトルから遠ざかっており、現在はチーム再建の真っ最中だ。



一方で、昨年からF1マシンのカラーリングを、それまでのブラック基調のものからオレンジに一新している。これはチーム創立者のブルース・マクラーレンの祖国であるニュージーランドのナショナルカラーで、1960年代のF1参戦当初のカラーリングでもある。大きくチームカラーとイメージを変えたことは、チームが生まれ変わったことを象徴している。

まずはマクラーレンがどのようなチームなのか、チーム再建のために今年からマクラーレンにSD(スポーティング・ディレクター)として加入した、米国インディシリーズの偉大な元チャンピオンドライバーでもある、ジル・ド・フェラン氏に話を聞いた。



「はじめにマクラーレンからSD就任の依頼を受けた時は、名誉だと思いました。自分自身、子どもの時からレースをやっていましたし、ドライバーになる前もずっとモータースポーツが大好きでしたが、ブラジル人の私にとって、同じブラジル人の素晴らしいドライバー(A・セナ)がいたマクラーレンは、心の中心にあったチームです。ただ、すばらしい歴史を持つ偉大なコンストラクターの一員になることは、責任重大だとも感じています。また、実際に加入して明白になったのですが、マクラーレンには、文化や個性、つまりコアになるものが存在していると感じています。チームスタッフには、ひとりひとりがベストを尽くす献身性があり、問題に接した際には、細かいところまで分析し、常に革新的な解決策を追求する姿があります」

ジル・ド・フェラン氏を含め、マクラーレンF1チームのスタッフの誰もが、今のパフォーマンスに満足している訳ではないようだが、現在はチームの再編中で、さまざまな課題を改善している最中だという。この新任SDの話を聞くかぎり、この先トップチームに返り咲くのに、それほど時間はかからないのではないかと感じられた。

そして、今回のエクスペリエンスのなかでも最も印象的だったのが、「ホット・ラップ」(正式名は『Formula 1 Pirelli Hot Laps』)と呼ばれる体感イベントだ。



今季行われるグランプリ21戦のうち特別に10のサーキットで開催されるもので、F1ドライバーを含むプロドライバーが、セレブリティやVIP顧客、観客、メディアなどの招待者を、F1に参戦しているロードカーメーカーのスーパーカーに同乗させてサーキットを走行するという催しである。 我々はマクラーレンのロードカー「720S」と「570GT」に同乗させてもらうことになった。



まずF1が実際に走るサーキットを、レーシングドライバーの運転する高速領域で体感できることに驚かされた。さらに、乗れるのは数千万円もする夢のスーパーカーである。普通に生きていたら体験できないようなことが2つも同時に叶うのである。今回同イベントに参加させてもらった筆者、および、Forbes JAPANウェブ副編集長の林亜季ともに、乗る前から興奮を覚えないわけがなかった。


このホットラップでドライバーを務める一人、ランド・ノリス選手は、若干19歳のマクラーレンのテストドライバーだ。これまでF3やF2などで華麗なる経歴を残してきたが、来年はマクラーレンの正ドライバーになることが決まっている期待のルーキーでもある。彼に、ホットラップの存在意義、そしてマクラーレンのロードカーの印象について聞いた。



「ホットラップは本当にエキサイティングなイベントです。多くの人にとって滅多にできない経験だし、F1の本当のレースと比べたら遅いけど(笑)、その高速領域の迫力やリアルなF1のサーキットなどを知ってもらういいチャンスだと思います。さらにロードカーのドライビングの楽しさを経験してもらえるいい機会です。今回、僕が運転する720Sは、形もユニークでかっこいいですし、パワフルで、運転しているだけでマクラーレンというレーシングチームの歴史が感じられる素晴らしいマシンです。もちろん、サウンドもハンドリングも気持ちいいですよ」



ちなみに、先述のジル・ド・フェラン氏も、マクラーレンのロードカーに対しては絶賛のコメントを残している。

「私自身、元はドライバーですので、ひとりのファンとしてのコメントになりますが、デザインが美しいだけでなく、ハイパフォーマンスでクオリティの高さも素晴らしいものがあります。ものすごくスピードが出るクルマでありながら、ファン・トゥ・ドライブで運転が楽しいクルマですよ」

そして実際の「ホットラップ」体験は、本当にエキサイティングなものとなったということを報告しておこう。



実は筆者は、かつて取材でマクラーレンのロードカーを公道で試乗した経験がある。正直に言えば、もはや性能領域が高次元過ぎて筆者には判断できない領域であった。今回、このロードマシンをプロのドライバーがレーシングサーキットで運転するということで、真の実力の一端を体感できたわけだが、加速力、ハンドリング、そしてブレーキングなど、720Sのクルマとしての「走る・曲がる・止まる」全方向の性能が明らかに常軌を逸している領域にあるものだとわかった。いや、それしかわからなかったと言ってもいい。それは、自分の運転でスーパーカーを走らせた程度の経験とは、まったくの別世界のものであった。



そもそも最初にマクラーレンがロードカーを販売したのは、1994年のことだ。「マクラーレンF1」という名称で、中央席が前にせり出した横並びの3座席という世にも珍しい、そしてレーシングカーに近い構造のマシンは、カーマニアの間でも未だに伝説となっている。そんなマクラーレンが、ロードカー(市販車)部門に本格的に乗り出したのは2009年のこと。現在の「マクラーレン・オートモーティブ」を立ち上げ、2011年デビューのMP4-12Cから正式に“自動車メーカー”としての道を歩み始めた。

それ以来、マクラーレンのスーパーカーは、どれもF1の最先端技術が搭載されたものであり続けているが、世界の他のスーパーカーのあり方とは一線を画している。スタイリングを眺めるものであったり、快適性を追求したものもある他のさまざまなスーパーカーとは異なり、このマクラーレンのスーパーモデルは、ただ「速く走るために」存在するのである。

そして、このロードカーが道路上で発揮するパフォーマンスは、「McLaren」というレーシングブランドの商業的価値を高め、同企業が世界へとマーケットを広げていくうえで、これ以上ないほどに理想的な起爆剤となる。



F1界では他チームが及ばない絶対的な歴史を持ち、世界的な知名度があるマクラーレンが製造したロードカーで、同チームの哲学、そしてF1の最先端技術に基づいて製造されたマシンの乗り味を体感できるということ。これは、世界中のクルマに興味を持つセレブリティにとって、購入へと繋がる重要なファクターであることは言うまでもない。

マクラーレンは、世界のレース界の頂点を競うF1におけるエリートチームのなかにあって、F1コンストラクターという枠を超えたエンターテインメント企業への進化を果たす先進的チームになりつつある。それを象徴しているのが、F1マシンの新しいカラーリングであり、720Sをはじめとしたロードゴーイングカーなのだ。

今回、鈴鹿での日本初開催に参加させてもらったホットラップというイベントとともに、マクラーレンのロードカーへのチャレンジを賞賛したい。


このたびForbes JAPAN編集部が体験したエキサイティングなマクラーレンの世界を、あなたも体感してみませんか。
Forbes JAPANはこのたびマクラーレンとコラボレーションし、読者の皆様50組限定で特別なエクスペリエンスをご用意しました。

◆Forbes JAPAN x McLaren x ひらまつ ドライビング体験 & ランチ

※応募は締め切らせていただきました。多数のご応募誠にありがとうございました。


Forbes JAPANの読者の皆様に特別に試乗体験会をご用意。スーパーカーMcLaren 720Sのキーを借り、爽快かつパワフルなドライビングをじっくり味わっていただきます。

その後、ひらまつグループのレストランに乗り付け、特別にご用意したマクラーレンスペシャルランチをご堪能いただけます。
ご家族やご友人と、あるいはお一人で、そんな贅沢な半日を過ごしてみませんか?お気軽にご応募ください。

応募期間:2018年11月16日(金)〜12月24日(祝・月)
実施期間:2018年11月29日(木)〜12月21日(金)のうち水曜を除く平日、または2019年1月7日(月)〜1月18日(金)
※当選された方のみ、マクラーレン正規販売店よりご連絡を差し上げます。
※マクラーレン正規販売店までの交通費はご自身でご負担ください。
※応募フォームにご記入いただいた希望日以外の日程でご相談させていただく場合がございます。

【スペシャルランチ実施店】
ひらまつグループレストラン 
https://www.hiramatsu.co.jp/ 

オーベルジュ・ド・リルトーキョー



六本木テラス フィリップ・ミル



オーベルジュ・ド・リルナゴヤ



レストランひらまつ高台寺



レストランひらまつ博多



※レストランは変更する可能性もございます。レストランのご指定は致しかねます。

McLaren 720Sの魅力を心ゆくまでお楽しみください。




文=安藤修也、写真=茂呂幸正、編集=林亜季

タグ:

ForbesBrandVoice

人気記事