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ビズリーチ代表取締役社長、南壮一郎(左)、日本フェンシング協会会長、太田雄貴(右)

北京オリンピック銀メダリスト、世界選手権金メダリストとして知られる太田雄貴は現役引退後、31歳という異例の若さで、日本フェンシング協会の会長に就任。

競技人口8倍を目指し、新種目設立の提案をはじめとした斬新な取り組みに注目が集まっている。そして今回、副業・兼業限定での戦略プロデューサーを、ビズリーチ経由で公募するという取り組みが発表された。

太田氏とビズリーチ代表の南氏がタッグを組んだ理由、そして2人が実現したい未来とは。

副業・兼業という働き方にもインパクトを与えたい

:太田さんは数年来の友人です。仕事をする関係でもなく、時々食事したりしながら、世界で活躍する姿に刺激をもらってきました。今回の発想も、一緒に旅をしている中で出てきたんですよ。

太田:日本フェンシング協会だけではなく、メジャースポーツを除く大半の協会がそうですが、資金が乏しく人がいない。優秀な人を雇う以前にフルタイムのお金が払えない。

そして何より、人材へのアクセス方法を知らないので、友人の友人を引っ張ってくるのが関の山なんです。なんとかしなければということで、南さんに相談したことが始まりでした。

そこで、ビズリーチさんが実施した事例をお聞きしたんです。広島県福山市が行った、兼業・副業限定での、民間プロ人材の採用。395名の応募から、様々なキャリアを持った人材5名の採用が決まったということで、非常に参考になると思いました。

:太田さんが日本フェンシング協会に限定せず、「日本のスポーツ界全体を進化させたい」と大きな視座で語る姿を見て、若い頃の自分の姿が重なりました。

東北楽天ゴールデンイーグルスの創立に携わった際、三木谷浩史氏(楽天創業者 代表取締役会長兼社長)や小澤隆生氏(ヤフー常務執行役員)は、日本のスポーツ界までを見据えた、大きな旗振りをしていました。その時のことを思い出して、心動かされたんです。

それから、太田さんから、優秀なビジネスプロフェッショナルへアクセスできないというお話がありましたが、そんなことはないと思います。

お金を払ってでも携わりたいという人はいます。もっと言えば、お金は問題ではない。福山市の事例からもわかりますが、公共的な事柄に貢献したいと思う人は多いし、スポーツは文化価値が非常に高くて人気があります。多くの人が興味を持つと思いますね。

また今回の取り組みは、副業・兼業という、時代を象徴するような、新しい働き方の可能性を提示しています。

転職ではなく、自らのキャリアの選択肢や可能性を広げる機会を得るということ。ただ協会をお手伝いするのではなく、課題を解決することによって自分自身を成長させる機会にしてもらいたいですね。

文=伊勢真穂 写真=今井裕治

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