森岡:今回のフレグランスは、10mlのミニチュアボトルが5種類セットになった「ミニチュアセット」も同時に発売されています。旅に持っていくときに便利だと思いますよ。洋服に合わせてもいいのですが、その日の気分に合わせて、香りを着替えるのもいいでしょうね。
リラックスしたいときにはこの香り、気分を上げたいときにはこの香りとか。同じ香りでも季節やその日の天候によっても感じ方が変わってくるとよく言いますからね。
小暮:このボトルのパッケージもいいですね。プロダクトデザイナーのマーク・ニューソンが手がけています。「レ・パルファンルイ・ヴィトン」を踏襲したものですが、私は昔の薬の瓶のデザインに似ていると思いました。洗練されていて、かつモダンなテイストに仕上げられている。
森岡:キャップがマグネット式になっていて、使いやすいですね。香りからデザインまで、完成された一本です。
小暮:フレグランス好きの森岡さんにそう言われると、最初は「ヌーボー・モンド」がいいと思いましたが、どれを選んでいいか、迷ってしまいます。どれもいい香りで個性的で……。
森岡:自分に合う香りを探すというのもフレグランスの楽しみ方のひとつ。それこそこのオー ドゥ パルファンのテーマのように冒険家のように探してみてください。
森岡 弘◎『メンズクラブ』にてファッションエディターの修業を積んだ後、1996年に独立。株式会社グローブを設立し、広告、雑誌、タレント、文化人、政治家、実業家などのスタイリングを行う。ファッションを中心に活躍の場を広げ現在に至る。
小暮昌弘◎1957年生まれ。埼玉県出身。法政大学卒業。82年、株式会社婦人画報社(現ハースト婦人画報社)に入社。83年から『メンズクラブ』編集部へ。2006年から07年まで『メンズクラブ』編集長。09年よりフリーランスの編集者に。