ビジネス

2018.10.21

こんな意外なものまで? 米億万長者たちの「今年の買い物」

セールスフォースCEO マーク・ベニオフ(Getty Images)

今年9月、日本のビリオネア、ZOZOの前澤友作(42)がスペースXのイーロン・マスクと共に会見し、「月旅行へ行く」と発表し話題になったが、米長者番付「Forbes400」にリスト入りする富豪たちも、大きな買い物で世間を騒がせている。

有名スポーツチームから一風変わった古書、伝統ある大都市の新聞社まで。この1年で彼らの黄金のショッピングバッグに入ったものの一部を紹介しよう。

ジェフリー・ヒルデブランド/ヒルコープエナジー創業者
購入金額:30万ドル(約3300万円)

テキサス州の世界最大級の家畜ショー&ロデオ大会である「ヒューストン・ライブストックショー・アンド・ロデオ」の「グランドチャンピオン・ラム(羊)」を史上最高額で購入。その多くは、出品者の若者たちの奨学金に充てられるという。



ヒルデブランド(59)は、1990年に石油会社ヒルコープエナジーをヒューストンで創業。元エクソンの地質学者である彼は、メキシコ湾やアラスカ湾の古い油田の再活性化を専門としている。2015年、過去5年で会社の規模を2倍にし、1400人の全ての従業員に10万ドル(約1100万円)のボーナスを支払った気風の持主である。

レオナルド・ブラヴァトニク/投資家
購入金額:9000万ドル(約100億円)*

高級住宅地で知られるニューヨーク・マンハッタンのアッパーイーストサイドにある5階建てのペントハウスを購入。わずか10カ月前に7950万ドルで買い手がついたところだった。

ブラヴァトニク(61)はウクライナ生まれ。モスクワ北部で育ち、1978年に渡米。コロンビア大学でコンピューターサイエンスを学んだ。2013年にロシアの石油会社TNK-BPの持ち株を70億ドルで売却し、財を成す。彼によると、オックスフォードやスタンフォード大学に寄付するなど、5億ドル以上を慈善事業に費やしているという。

デイビッド・テッパー/アパルーサ・マネジメント創業者
購入金額:23億ドル(約2580億円)

NFL(米ナショナルフットボールリーグ)のチーム、カロライナ・パンサーズをNFL史上最高額で購入。購入額には、前オーナーであるジェリー・リチャードソンの銅像も含まれている。ノースカロライナ州シャーロットの本拠地を変えないこと、スタジアムの横にある銅像をそのまま残すことが条件だという。



テッパー(63)は、最も稼ぐヘッジファンド・マネージャーの1人としてその名を知られる。フロリダのマイアミビーチを拠点とするアパルーサ・マネジメントは現在総額150億ドル(約1兆6800億円)もの資産を運用している。
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翻訳・編集=岩坪文子

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