健康経営の要? 「腰」が変われば生産性も変わる

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後ろ歩きも効果的

姿勢よく歩くこと自体はそんなに難しいことではありませんので、ポイントをいくつかご紹介します。

・頭頂が真上から引っ張られているようなイメージで頭の位置を高く
・視線は目線の高さより少し上に
・後頭部が背筋の一直線上にくるように意識する

また、これらを実践するうえで、一度試してもらいたいのが「後ろ歩き」です。頭の重さでリードするようにゆっくり2〜3歩で十分です。人がいない廊下などでやってみるといいでしょう。

後ろ歩きをすると、前に出がちな頭が首の上にまっすぐ位置するようになります。そのままのイメージで歩くと、いつもよりも美しく、楽に歩けるようになるのです。自分の歩き姿を録画してみるのもオススメです。お尻の動きが小さかったり、頭が前に出ていたりしたら要注意です。

私はいまでは、カフェで窓際に座っているときや駅で電車を待っているときなど、時間があるときには、目の前の人の歩き方を見るようになりました。そして、腰の動きが固まっていて、股関節の動きが小さい人を見るとつい「早歩き」をすすめたくなってしまうほどです。

文=平井孝幸

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