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香港で行われた大会で優勝した、Cloud9のメンバーら(Photo by Anthony Kwan/Getty Images for Hong Kong Tourism Board)

北米を代表するeスポーツチームで、マーチャンダイズ事業も手がける「Cloud9」の設立は2013年のことだった。ジャック・エティアン夫妻が立ち上げた同社は長年、ジャックの父親と3人で運営を行ってきた。

Cloud9のCEOを務めるジャックは「設立後の数年はごく小さな家族経営のビジネスとして運営していた」と話す。同社は10月15日、5000万ドルのシリーズB資金調達を実施したことを発表した。今回の資金調達はValor Equity Partnersが主導し、TrueBridge Capital PartnersやReimagined Ventures、求人情報サイト「Glassdoor」創業者のロバート・ホフマンらも出資に参加した。

Cloud9は調達した資金で今後、ビジネスを拡大していく。同社は現在35名の従業員を抱えているが、エティアンは今後さらに人員を増やし、マーチャンダイズにも注力したい考えだ。

さらに、競合のeスポーツチームの「Team Liquid」や「TSM」と同様に、Cloud9は2〜3万スクエアフィート(約2800平方メートル)の大型トレーニング施設を、ロサンゼルスに開設しようとしている。

Cloud9にとって最大の課題は若手eスポーツ選手の育成だ。eスポーツにおいては、独学で競技を学ぶ選手が多く、チーププレイの経験を持たない者もいる。同社のプレジデントのDan Fidenは、このトレーニング施設で若手を育成したいと語った。

「あなたの14歳の娘が、シューティングゲームの『オーバーウォッチ』の大ファンで、コーチからトレーニングを受けたいと言い出したら、この施設に毎週連れてきてほしい」とFidenは述べた。

Cloud9は約1年前のシリーズAで2000万ドルを調達しており、フォーブスの「次世代のスタートアップ企業(Next Billion-Dollar Startups)」にも選出されていた。

Cloud9は今年、世界各地のゲーム大会で優勝しており、ボストンで1月に開催された「ELEAGUE Major: Boston 2018」での対戦の模様は、Twitchで110万人が同時視聴を行うほどの人気ぶりだった。同社は今後、ロンドンにもトレーニング施設の開設を計画中だ。

若手の育成に注力するCloud9は、オンラインゲーム「リーグ・オブ・レジェンド」の世界チャンピオンシップを控え、3名の新人をチームに加えた。

「Cloud9の未来にとてもエキサイトしている」とCEOのジャックは話した。

編集=上田裕資

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