閉じる

PICK UP

世界38カ国、800万人が愛読する経済誌の日本版

The Lounge by Aman x No.3 London Dry Gin

巷は今、空前のジン・ブームと言ってもよいだろう。バーのカウンターに陣取り、バックバーを見渡せば旧知のメジャーなジンに混ざってクラフトジンの瓶が並ぶ。なかには国産や数十種のボタニカルを配合したものなどユニークなものもあるが、そんな新興勢力をものともせずにトップバーテンダーたちから絶大な支持を誇るジン、それがNo.3 ロンドン・ドライジンだ。

まずロンドン・ドライジンとはなにか。それを知るにはイギリスの19世紀にまで遡る必要があるだろう。それまでのジンは低質なアルコールをベースに造られており、不快な味わいをごまかすために庶民は砂糖を加えて飲んでいた。この風潮から、砂糖を加えて造られるタイプのジンが一時代を築いていたという。

そこへ、18世紀後半から始まった産業革命がアルコールの蒸留にも劇的な変化をもたらし、それまでの単式蒸留とは異なる連続式蒸留器が開発されたことから、雑味のないクリアでドライなジンが造れるようになる。これがロンドンで爆発的なブームとなった、ロンドン・ドライジンの誕生だ。

故にロンドン・ドライジンとは、それまでのスイートなタイプのジンと比較してのドライジンというカテゴリーを指す呼称であって、必ずしも生産地を示すものではないのである。

ではNo.3という名前はどこから来たか。これは生産者であるロンドン最古のワイン商BB&R(ベリーブラザース&ラッド)の住所であるNo.3 St. James’s Street, Londonにちなんだものだ。

「ジュニパーベリーを中心に据えてドライジンの本質を表現する」「クラシックドライマティーニに最もあうジンであること」をコンセプトに造られたこのNo.3は、ジュニパーベリー、オレンジ、グレープフルーツという3種のフルーツと、アンジェリカ・ルート、カルダモン、コリアンダーという3種のスパイスを配合したシンプルにして明瞭な味わいが特徴的だ。

このNo.3でオレンジ香るマティーニを作り出したアマン東京のバーテンダー玉盛和輝氏は「6種のボタニカルだからこそ表現できるバランスのすばらしさと骨格を活かしたくて」と、シンプルなマティーニを作ってくれた。まさにロンドン・ドライジンの本質を味わえる一杯だ。


(左)No.3を使用したマティーニ、(右)セルバチコとカラフルトマトのインサラータ 水牛モッツアレラDOP

No.3 London Dry Gin

3種のフルーツと3種のスパイスが配合されていることによるバランスのよさと、焦点がしっかり定まったロンドン・ドライジンらしい骨格が楽しめる。英国王室ご用達の由緒正しきジン。

度数:46%
容量:700ml
価格:5000円(参考小売価格)
問い合わせ:ジャパンインサイト 03-6421-4988

The Lounge by Aman

住所:東京都千代田区大手町1-5-6大手町タワー
問い合わせ:03-5224-3339(レストラン予約:9:00〜21:00)

text and edit by Miyako Akiyama photographs by Yuji Kanno

記事が気に入ったら
いいね!しよう

LIKE @Forbesjapan

Forbesjapanを
フォローしよう

FOLLOW @Forbesjapan

あなたにおすすめ

合わせて読みたい