誰かに取って代わられた悲しみ 乗り越えるための4つの方法

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パートナーや仕事、親しい友人など、どのような別れでも後には居心地の悪い気分が残ることがある。たとえ離別の前が幸福でなかった場合でも、自分が取るに足りない代替可能な存在であると感じることを快く思う人はいない。

元配偶者が新たな恋人候補に取り入ろうとしていたり、友人が知らない人とランチをしていたり、元職場で新入社員が話題になっていたりすると、私たちは通常のレベルを超える嫉妬心を持ってしまうことが多い。憤りや怒り、不信感なども感じるかもしれない。

こうした瞬間は、心の中の荒波に飲まれてしまいたくなるかもしれないが、相手を激しく非難する代わりに、しばらく時間を取って自分の本当の気持ちについてよく考えよう。誰かに取って代わられると、なぜこれほど嫌な気持ちになるのか? どこから考えればよいか分からない場合、次の4つを実践しよう。

1. ショックと否定の気持ちを克服する

離婚を切り出したのは私だったとはいえ、元夫が新たな女性と同棲を始めたとき、私は大きな衝撃を受けた。彼はいつも、相手の女性と真剣に交際していることを否定し、私は良くないとは思いながらもその言葉を受け入れていた。彼の人生におけるこの女性の重要性を無視することで、私は自分が誰かに置き換えられているという感覚から生じる不快な気持ちを避けることができた。

否定の気持ちがじわりと出始め、私は夫との幸せな記憶をくよくよと考えてばかりいることに気づいた。私たちの結婚生活はそれほど悪いものではなかったはず、この新たな女性が元夫に引かれているとすれば、私が別れることを決めたのは間違いだったのではないか? こうした考えを持つようになるとすぐに、新たに登場した相手の長所を軽視するようになる。

これはネガティブで意地悪く、自滅的なサイクルだが、良い人に限って起きてしまう。ショックから立ち直るための時間を少し自分に与えれば、次のステップである受容に向け前に進んでいることに気づくかもしれない。

2. 裏切られたという感覚を乗り越える

ある状況や関係に多くの時間と労力をつぎ込んだ場合、その努力を認めてもらいたいと思うのは自然なことだ。自分には、相手からある程度の忠誠心を受ける資格があるとさえ感じるかもしれない。しかし、自分があまりに急激に忘れられていると感じた場合、裏切られたという気持ちに圧倒されてしまうかもしれない。

相手にすでに忘れられたと感じ、怒りがこみ上げてくることもある。しかし、あなたが本当に愛され評価されていたとしても、昔のパートナーや雇用主は、あなたが心変わりをしてしまったからという理由で前に進めないわけではもちろんない。
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翻訳・編集=出田静

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