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Fighting Pseudoscience

Cozine / Shutterstock.com

ファスティングは近年人気のダイエット法だ。最近特に流行しているのは、インターミッテント・ファスティング(間欠的断食)と呼ばれるもので、定期的な間隔で断食し、合間には何でも好きなものを食べることができる。

5対2のファスティングでは、毎週5日間食べた後、2日間断食するサイクルを毎週繰り返す。隔日ファスティングでは、食事をした日の翌日は食事をしないサイクルをできる限り長く続ける。あるいは毎日16時間断食し、残りの8時間で全ての食事を済ませる方法もある。

ファスティングは果たして、減量に効果的なのだろうか?

実際、食べるのは簡単だが、ファスティングは難しい。ファスティングをすれば、おそらく少しは体重が減るだろう。しかしほとんどの人はファスティング終了後、かなり早い段階でリバウンドを経験することが証明されている。そのため、減量の面ではファスティングですぐに結果が出るかもしれないが、その体重をキープするのは難しいだろう。

しかし驚くことに、ファスティングには他に良い効果があるかもしれない。研究専門誌のオビーシティー(Obesity)に近年掲載されたスティーブン・アントンらによる調査は、インターミッテント・ファスティングが炎症の緩和や筋肉・脂肪率の改善、認知機能の改善、2型糖尿病の予防、さらには寿命の延長まで、あらゆる健康増進効果を伴う可能性を指摘している。

ファスティングは、どのようにしてこうした健康効果を生むのだろうか? ファスティングと長寿分野の主要研究者の一人、南カリフォルニア大学のバルター・ロンゴ教授は、ファスティングをすると体は、多くの免疫細胞(特に白血球)を再利用するよう強いられるという仮説を提唱している。そのため体は懸命に白血球を補充するようになり、結果として免疫システムの一部がリセットされる。

またロンゴは、擬似ファスティングダイエットの考案者でもある。このダイエット法は、十分なカロリーと栄養素を取りながらも、体に自分が断食していると思わせるような特別食を毎月5日間食べるものだ。

翻訳・編集=出田静

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