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2018.10.13

ヘンリー王子とメーガン妃、初の長期外遊へ 16日間で4カ国歴訪

ヘンリー王子とメーガン妃(Photo by Karwai Tang/WireImage)

英国のヘンリー王子とメーガン妃夫妻は今月、英王室を代表し、初の本格的な外遊を行う。それも、16日間で76件の公務をこなすハードスケジュールだ。2人のニーズに応え、全てが予定通り行くようサポートすべく王室のスタッフが10人付き添い、身の回りの“最低限”の品々を運ぶために数十個のスーツケースが使われる予定だ。

夫妻は10月16~31日の間に、オーストラリアとニュージーランド、フィジー、トンガを歴訪。今回の旅は夫妻の結婚後初の公式外国訪問ではないものの、期間・移動距離ともに最長だ。また、実施予定の慈善活動などは、これまでで最も広範囲にわたる。

オーストラリアと英国の間は民間航空機で移動し、航空券代はオーストラリアとニュージーランドの政府が支払う。

ケンジントン宮殿の発表した詳細な訪問予定表によると、メーガン妃は2件の公務に単独で出席する。うち一つは彼女が独身女優だった頃から支援していた慈善事業の一つであるUNウィメンの「Markets for Change(変革のための市場)」プロジェクトに関するものだ。

ヘンリー王子は祖母のエリザベス女王の代理として今まで数々の外国訪問をこなしており、オーストラリア訪問は何度も行っているが、オセアニア地域に旅したことのないメーガン妃にとってはこれが初となる。

ケンジントン宮殿によると、夫妻からは、できる限り多くのオーストラリア人、フィジー人、トンガ人、ニュージーランド人と触れ合えるようにしたいとの希望があったという。

公式発表によると、今回の訪問は、夫妻の希望を反映し、若い夫婦としての2人に合わせた予定が組まれており、「独身男性の訪問とは異なる類い」の訪問になるとのことだ。

自由に歩き回って一般人と触れ合う機会も数回用意されており、夫妻を一目見ようと数千人が詰め掛けることが予想される。今回の訪問では、英連邦の各国における社会的・経済的・環境的な課題に取り組む若手のリーダーシッププロジェクトなどに焦点が当てられる予定だ。
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編集=遠藤宗生

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