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I write about tech stocks and the startup economy.

courtesy of algolia

検索エンジンを提供するアルゴリア(Algolia)は、パリのサンラザール駅近くにオフィスを構えるスタートアップだ。2012年に同地で創業したが、現在は米カリフォルニア州サンフランシスコに本社を移し、急成長を遂げている。

検索エンジンについて、市場はすっかりグーグルに占有されていると考えていた筆者は、必ずしもそうではないセグメントがあると知り、少し驚いた。消費者がECサイト内で製品検索などを行う際に利用するサイト内検索サービスを、グーグルはすでに一部終了している。

英エコノミスト誌も過去の記事で指摘しているとおり、グーグルは確かに簡単にウェブサイトを見つけ出すことを可能にした。だが、ある企業の製品などについて調べる際には消費者は、その企業のサイト内に導入されている検索機能を利用しなくてはならない。企業の中には独自にシステムを構築しているものもある一方、エラスティックサーチ(Elasticsearch)をはじめとするオープンソースソフトウェア(OSS)の検索エンジンを導入している企業もある。

「グーグル検索アプライアンス」サービスが終了の予定であることは、検索サービス市場に大きな穴ができるということでもある。そうした中で急速に拡大するビジネスチャンスを獲得しているのが、検索結果の表示速度が非常に速いことが特徴のアルゴリアだ。

共同創業者の最高経営責任者(CEO)のニコラス・ドゥセーニュと最高技術責任者(CTO)のジュリアン・ルモワンヌが立ち上げたアルゴリアは、これまでに総額7400万ドル(約83億7900万円)を調達。顧客数は今年初めから9月までに38%増加し、およそ5700社となっている。

年間経常収益(ARR)は、今年末には4000万~5000万ドルになる見通しだ。同社のARR は2014年が100万ドル、2016年が1000万ドル、2017年が2000万ドルだったことから、今年は昨年の2倍を見込んでいるということになる。従業員は、一昨年は60人、昨年は約200人だったが、年末までに300人に増やす予定だ。

編集=木内涼子

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