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旅から学ぶインバウンドの最前線

最高の天気に恵まれたスキー場「ザ・リマーカブルズ」

7月末、スノボで雪山を滑りにニュージーランドのクイーンズタウンへ向かった。乗り継ぎ時間を含めると片道12時間以上かかるにもかかわらず、3泊4日とタイトな旅程だったため、空港に着いて早々に翌日のためのボードをレンタルし、2日目から最終日まで時間の許す限り滑りまくった。

今回の旅のきっかけを作ってくれた方から聞いた話によると、クイーンズタウンを訪れる人のなかには1カ月滞在する人も珍しくないらしい。

そんななか、ふと、こんな疑問が生まれた。

「ここにいる人たちは、この街の何に惹かれて長期滞在するのだろう?」

クイーンズタウンは、ニュージーランドで最も長い湖であるワカティプ湖のほとりにある港町だ。見所がぎゅっとまとまったコンパクトさが特徴で、レストランやバー、カフェも多く、食のバラエティも豊か。たしかに、これらの要素は魅力的だ。しかし、それだけが理由で1カ月も長期滞在をするだろうか。

 
泊まっていたロッジから見たワカティプ湖

考えた末に出たひとつのキーワード、それは「ゲーム性」だ。決して飽きることなく、今日より明日、明日より明後日とその場にいることで自分の成長を感じられるアクティビティがあると、人はどんどんその場所にハマっていく。スキーやスノーボードはまさにそう。北海道のニセコ町に世界中から人が集まるのも、きっと同じ理由からだろう。

長期滞在して日本文化を学ぶ、新たな旅のかたち

昨年度の訪日外国人の平均拍数は9.1泊(観光庁より)。日本人的感覚からすると「意外と長く滞在しているんだな」という印象を受けるかもしれない。訪日外国人観光客による長期滞在ニーズを満たすには、どのようなコンテンツが有効だろう。ゲーム性のある、日本でしか体験できない何か。

ひとつ挙げるならば、日本文化をテーマにした長期滞在型の教室には可能性がありそうだ。これまでは、「2時間で器が作れるようになる」といった即時性にフォーカスが当たってきたが、同じ場所に1〜2週間滞在し、一定レベルの技術を習得できれば、「体験」で終わらない、新たな旅のかたちが生まれる。

文=青木 優 構成=梶山ひろみ 取材協力=徳永隆信(幸楽窯)

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