閉じる

PICK UP

エディター、ライター

IWC PORTUGIESER CHRONOGRAPH

今回、腕時計を見せていただいたのは、雑誌の定期購読を扱うeコマース事業を展開する富士山マガジンサービスの西野伸一朗社長である。「あまり物欲がない」とおっしゃる氏があえて選んだ腕時計とは?


西野伸一朗社長が率いる富士山マガジンサービスは、弊誌をはじめ約1万の雑誌を定期購読するeコマースの事業(Fujisan.co.jp)を展開している。

創立は2002年。すでに出版業界の不況がささやかれて久しい時期でもあった。そんな折になぜ、あえて出版業界に関わろうとしたのだろうか。

「このビジネスをはじめる前にアマゾン日本法人の立ち上げに関わりました。そのとき、ターゲットを絞って送るべく人に案内したら、100人に送って何人が買うのかというコンバージョンレートがものすごく高いことを目の当たりにしたのです。通常のDMなんかに比べても桁が違っていました。それを雑誌の定期購読で応用しようと思ったのです」

当時アメリカでは雑誌はリストビジネスといわれていて、リストを絞ってプロモーションを行っていた。日本ではまだどこも手を付けていなかったので、そこに勝機を見出し、現在の成功に繋げたというわけである。そもそも「アマゾンは立ち上げ当初本屋さんだったので、法人を立ち上げるために出版業界を勉強した」のも大きかったようだ。

そんな西野社長の左腕に着けられているのは、IWC「ポルトギーゼ・クロノグラフ」である。いくつか腕時計はお持ちのようだが、購入以来この時計を着けている時間が圧倒的に長いということだ。

「そこはかとなく品があって、フェイスの大きさ、デザインのバランスもいい。自分の目線から見るフェイスも美しい。時計にあまり執着がない僕にもこの機能美はわかります。それに着けているとよく褒められるほど有名なのに、メジャー過ぎず、ひけらかす感じでもないんです。僕はスーツを着る機会が極端に少なく、何か特別な時でもジャケット着用レベル。カジュアルにも、ジャケットスタイルにも合う、このポルトギーゼは最適なのです」

それまで腕時計は、防水やデュアルタイムなど機能を重視した選択をしていたという。それが“ポルトギーゼ”に出会って以降、常にこのモデルを着用するようになったのである。

それはご自身を「ものぐさ」という西野社長をして「オーバーホール、ストラップ交換を怠らず一生使い続けたい」と言わしめるほどである。

その理由を訊くと「ぼくは基本左脳で考えるタイプなんですが、その上にちょっと右脳が欲しいじゃないですか。そういう部分ですかね」と笑う。

ポルトギーゼの機能美には理屈じゃない魔力があるようだ。

IWC PORTUGIESER CHRONOGRAPH



段差を付けた2つのサブダイヤルを縦に並べたシンプルなデザイン。さらには、アラビア数字のアプライド・インデックス、均整の取れたリーフ型の時分針など、すべての要素が、精密な目盛りを周囲に配した端正なデザインのダイヤル上に美しくレイアウトされ、調和している。

現代では控えめとなっている40.9mmのケース径と薄めのケース厚によって、スレンダーな手首にもぴったりのサイズ感となっている。仕上げもよく、どの角度から見ても美しい。

ムーブメント:79350キャリバー 自動巻き
パワーリザーブ:44時間
ケース素材:ステンレススティール
ケース径:40.9mm
価格:81万5400円(税込)
問い合わせ:IWC 0120-05-1868


西野伸一朗◎1964年東京生まれ。ニューヨーク大学MBA(経営学修士)。NTT入社後、ポータルサイト「goo」、98年ネットエイジ設立に参画、2000年日本での創業者としてAmazon.co.jp開設、02年日本初雑誌定期購読エージェン私がこの時計を選んだ理由 シー「富士山マガジンサービス」設立。

text by Ryoji Fukutome edit by Tsuzumi Aoyama photograph by Kazuya Aoki

記事が気に入ったら
いいね!しよう

LIKE @Forbesjapan

Forbesjapanを
フォローしよう

FOLLOW @Forbesjapan

あなたにおすすめ

合わせて読みたい