一方で、米国におけるメルセデス・ベンツの商用バンを除いた車両の販売台数は6万6542台だった。また、同期間のBMWの販売台数は7万1679台で、テスラとの差はわずか2000台程度だった。
調査企業「Atherton Research」は、テスラは増産を加速させており、今年の第4四半期にはBMWの販売台数も追い抜くと予測している。この件を報じたニュースサイト「BGR」のYoni Heisler記者は、イーロン・マスクが数カ月前に宣言した通り、テスラは2019年内に黒字化を果たせるかもしれないと述べている。
一方で「CNBC」に掲載された記事でマッコーリー・リサーチのアナリスト、Manyard Umは「テスラには今後の大きな成長の余地がある」と述べた。
「テスラは製造台数目標の達成に近づいており、今年の下半期には黒字化の達成が見込める」とUmは指摘した。
テスラは10月2日、第3四半期の納車台数を発表していた。世界における新車販売(納車)台数は、四半期としては過去最高の8万3500台。前年同期の2万6150台に対して、およそ3.2倍という大幅な増加だった。