閉じる

PICK UP

I write about tech, media, culture, and science.

Mr.Whiskey / by Shutterstock.com

英国のウーバーのドライバーたちが待遇改善を求め、24時間ストライキに突入した。10月9日、ロンドンなどの各都市の運転手たちが24時間の「デジタル・ピケ」の立ち上げを宣言し、人々にウーバーの利用を控えるよう呼びかけた。

英紙「ガーディアン」の報道によると、ストライキを主催したのは労働者団体「Independent Workers Union of Great Britain」の一派の「UPHD」で、ウーバーに対し運転手の賃金の引き上げなどを求めている。

ウーバーのロンドン本社周辺には約100名のドライバーが集結し、昼食時にはビルへの立ち入りを試みた。同様な集会はバーミンガムやノッティンガムでもみられた。

UPHDの代表を務めるJames Farrarはメディアに対し「ここ数年、ウーバーの運転手の賃金は減少が続き、会社はドライバーらをいじめている。労働者側としてはこのような手段に訴えるしかないのが現状だ。我々は人々に広くこの状況を知らせたい。ストライキの期間中はウーバーの利用を控えてほしい」と述べた。

今回のストライキは世界各地で広がる、労働者の賃上げ闘争の一貫とも捉えられる。先週は英国のマクドナルドやTGIフライデーズ、パブチェーンのWetherspoonsの従業員らが合同ストライキを決行し、賃上げを求めた。

ウーバーの広報担当は次のようなコメントをEメールで寄こした。「当社はドライバーの待遇改善に向けて最大限の努力を行っている。ここ数カ月で病気や怪我、妊娠や育児に絡む制度の導入も進めている。ウーバーは常にドライバーの立場に立ってオペレーションを進めており、いつでも話し合いに応じる姿勢だ」

ウーバーによると、ストライキの開始以降も配車台数に変化はないという。

ウーバーは2017年9月にロンドン交通局から運行許可を取り消されていたが、今年初めになって再認可を受けていた。しかし、その後もウーバーや他の配車サービスは欧州の各地で様々な反発に直面していた。

ニューヨーク市では今夏、配車アプリのドライバーらに対する最低賃金が定められた。ニューヨークでは今年だけで7名のフルタイムの運転手(そのうち1名はアプリをベースに働いていた)らが生活苦により自殺しており、ウーバーやリフトに対する批判が高まっている。

編集=上田裕資

あなたにおすすめ

合わせて読みたい