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グロービス経営大学院大学 准教授/声楽家

ユナイテッド・エアラインCEO オスカー・ムニョス(Getty Images)

今年もまた、「Dreamforce」に行ってきた。今年は、サンフランシスコで9月25日から28日まで、モスコーネセンターという会議場を中心に、周囲の有名ホテルの宴会場も総動員で行われた。

参加者は世界中から集まった約17万人。どんなに小さなホテルでも期間中は満室となり、街を歩いていても、入場証を首からぶら下げていない人を探すのが難しいくらい。タクシーの運転手も、ウ―バーのドライバーもみな、Dreamforceがあるのを知っている。街じゅうがお祭り騒ぎなのだ。

オープニングのキーノートにはメタリカが登場。26日夜には、Dreamforceの参加者は入場無料のジャネット・ジャクソンとメタリカのコンサートも用意されていた。

ところで、Dreamforceとは何かというと、「セールスフォース・ドットコム」が開催する年に1回の会議イベントだ。最新事情や新商品が発表される場でもあるのだが、それだけではない。日毎にカンファレンスのテーマが決められ、それに即したセッションが開催される。

例えば、9月27日のカンファレンス・テーマは平等と持続性。朝のキーノートには、アル・ゴア元米副大統領が登場し、その日は1日中、平等、インクルーシヴ、環境といった内容のセッションが行われた。


アル・ゴア元米副大統領 (c)salesforce.com

この日、その中でもひときわ興味を引かれたのが、インクルージョンをテーマにしたCEOのセッションだった。登壇者が面白かったのだ。

ひとりは、キューバ出身で初の「フォーチュン500」企業のCEOとなった女性、ゲイシャ・ウィリアムズ。2017年に米西海岸に電力を供給するパシフィック・ガス・アンド・エレクトリック・カンパニーのCEOに就任した彼女は、「世界で影響力のある50人の女性」にも選ばれている。こちらは、正統派のリーダーシップ論を展開するだろう。

そしてもうひとりは、なんと、ユナイテッド航空のオスカー・ムニョスCEO。昨年、同社で起きたオーバーブッキングによる乗客引きずりおろし事件の際に生半可なコメントを発表し、世界中から非難を浴びた人物だ。そんな彼がインクルージョンで何を語るのか、興味津々だった。

文=武井涼子

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