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Grupo Salaの創立者、ウンベルト・エンリケ・ロドリゲス

モナコで世界最大級の起業家アワード「EY ワールド・アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー」が開催された。その中でも、異彩を放つ各国の代表企業を紹介する──。


ミハエル・ワイズ / IBL Software Engineering / スロバキア



IBL Software Engineering は1997年設立。同社が提供する気象予測システムは、開発から20年たった現在、世界80カ国以上で利用されており、NATOや米国空軍にも採用された実績を持つ。

ミハエルは、自らを「ソフトウェアギーク」と称し、9歳の時からプログラミングを始める。当初は、寝食を忘れ、18時間以上プログラミングに没頭。大学入学時には、スロバキアの大手ITセキュリティー企業のESETでプログラマーとしてセキュリティーソフト開発に従事。大学卒業後、スロバキア空軍基地で、気象学者として働いていたミハエルは、次第にテクノロジーの力で、実際に人を助けることができるプロダクトの開発に興味を持ち始め、起業を決意。現在のサービスを開発する。

今現在、気象を予測することで、災害を予測し、被害を軽減すること等を通じ、社会貢献している。

マーティン・ヴィリグ / TAXIFY / エストニア



TAXIFYは、マーティンと、兄弟であるマーカスによって、2013年にエストニアで設立される。同社が開発した配車アプリは、現在、欧・中東・アフリカ・南米など30都市以上で利用されている。UBER等の競合企業が攻めあぐねる市場でいち早くプロダクトを展開、成功を収めてきた。

事業設立当初は多くの困難を経験。ドライバー確保のため、直接道でタクシーを止め、運転手をリクルートするも「10人中8人には、『今すぐ、俺の車から出ていけ!』と怒鳴られたものさ」と当時を回顧する。その経験もあり、同社はドライバーサポートには並々ならぬ力を入れている。

利益還元を重視し、手数料は競合企業の半分にあたる15%に設定。「シリコンバレーにいなくても、世界に影響を与えるテック企業をつくりたい。エストニア初のスタートアップの成功例を示したい」と語るマーティンの夢は、今まだ道の途中だ。

ホセ・ローゼンバーグ / Colchones Rosen / チリ



Colchones Rosenは、ホセとその家族によって、1958 年にチリで設立される。現在、8カ国でマットレスを製造・販売、ラテンアメリカの同産業において最も成功している企業の一つにまで成長。

ホセは2歳のときに父を亡くし困難な幼少時代を送る。転機は、空軍勤務時代の同僚がホセの安い値段で買った高品質なマットレスを欲しがったこと。マットレスは事業になると確信し、ホセの母と親戚とともに起業した。事業は順調に軌道にのるが、73年に起きたチリの政治危機をきっかけにすべてを失う。そこから再度事業を開始。

ひときわ苦労し、人に助けられた経験を持つホセは、同社において人材を最重要視するように。彼は自らの成功の秘訣を「家族主義的な経営」だと指摘する。ドライな米国的経営手法が主流なチリにおいて、従業員は家族と考え、時に従業員の子供の学費を支援する。そうして、形作った力強い組織は彼の誇りである。

文=Forbes JAPAN編集部

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