会社を辞めずにキャリアの転換点を迎える8つのステップ

George Rudy / by Shutterstock.com


5. 上司の支援を得るかどうかを決める

会社から、異動の計画について上司に話すことが求められているかどうかは別にして、上司の反応も考慮しなければならない。上司が協力的であれば、社内異動について説明してもらい、他の分野や役割についての見識を共有してもらえばよい。

上司が協力的でなかった場合は、調査や人脈作りを自分で計画し、異動を考えていることを上司に知られないようにする。どちらにせよ、上司が支援してくれるかどうかを知らなければならない。

6. “転職活動”の準備をする

社内を調査し、次の異動先候補をいくつか見つけたら、今度は自分を魅力的な採用候補にする必要がある。社内異動の利点の一つは、これが本格的な転職活動ではないことだ。すでにその会社で働いているので、おそらく履歴書は必要ないだろう。既に十分な数の知り合いがいるため、転職活動ほど多くの面接も必要ないかもしれない。

しかし転勤や、今までとかなり異なる部署への異動を考えている場合は特に、履歴書や多くの面接が必要になる場合がある。また、上司の推薦やその他の人事評価が影響する可能性もある。他社への転職活動と同様、全ての資料を用意して、面接に備えること。社内移動でも、転職活動の準備が必要だ。

7. 活動を開始する

他部署や他の勤務地の人と実際に会う準備ができ、更新した履歴書や人事評価を共有する準備ができたら、今度は目標とする役割で上司となる人と面会しよう。あなたの会社に社内採用プロセスがあれば、その手順にも従うこと。

ただし、採用を目指す部署の管理職に直接連絡を取るステップを省いてはいけない。あなたの上司が協力的で、その管理職を知っている場合は、直接推薦してもらうのがとても効果的だ。上司だけでなく、同僚やメンターからの推薦も役に立つ。

8. 新たな役割に就く

社内異動のオファーをもらったら、おそらく書類や未払い給付の新部署への移行について人事部とやり取りすることになるだろう。社外に出るわけではないので、新たな内定通知書は発行されない企業が多いが、新たな内定通知をもらえるのかどうか、また他に必要な書類がないかを人事部に確認しよう。

また、現在の部署の上司とも協力して、異動が円滑に済むようにすること。タイムラインに沿って、新旧の上司と協働する。今までの仕事を引き継ぎ、後任を育成する時間を十分に取る。タイミングよく異動できるよう、新たな上司の持つ制約や迫っている締め切りを確認する。

新たな職務に慣れた後でも、社内異動はいつでも選択肢として存在することを忘れないように。新たな仕事に満足して、将来の社内異動を含めた今後のキャリア管理を継続することを忘れてはいけない。

翻訳・編集=出田静

タグ:

ForbesBrandVoice

人気記事