ウーバーが配車サービス以外の事業に進出するのはこれが初めてではない。クロアチアやフランス南部などでは、「ウーバーボート」や「ウーバーコプター」のサービスを提供している。ジャンプの自転車とキックボードが完全にウーバーアプリに統合された現在、同社は代替移動手段を1カ所で手に入れられるワンストップショップとなりつつある。
またウーバーは今年末までにライムを自社アプリに追加することを計画しており、電動キックボードの需要をさらに広く満たせるようにすると同時に、ジャンプがまだ進出していない都市・国に拡大することを目指している。ライムは現時点で、全米約90都市、欧州では観光客に人気のパリやマドリードなど6都市でサービスを展開している。
ジャンプの電動キックボードにとって、これはもちろん始まりでしかない。ウーバーは買収後のジャンプの事業拡大を実現しており、次の展開計画が発表されるのは時間の問題だろう。