金額面でいうと、今年のXSとXS Maxの2機種の売上は昨年の8と8 Plus、iPhone Xの合計を7%上回っている。アップルはより安価なiPhone XR を10月26日に発売するが、当然ながらXRの売上はここには含まれていない。
iPhone XSは発売初週で、米国でのiPhone全機種のシェアの0.42%を獲得したことが分かった。サイズの大きなXS Maxはより多くのシェアを獲得し、0.68%となっていた。XSとXS Maxの2機種のシェアは、現在米国で使われているiPhoneの1.1%に達しているという。
ちなみに、昨年のiPhone 8と8 Plusの発売初週のシェアは合計で0.76%だった(2017年は、iPhone 8と8 Plusがまず発売され、その後iPhone Xが発売されていた)。
一つ興味深いのは、発売から1年が経とうとしているiPhone Xの売上が依然好調であることだ。また、今後発売されるXRの売上にも期待が持てる。FlurryのPeter Faragoは、アップルの今年のホリデーシーズンの売上は、好調が予測できると述べている。
「今年の新機種よりも安価なiPhone Xも依然として売れており、今後発売になるXRにも期待が持てる」とFaragoは調査レポートで述べた。
Faragoによると新機種の販売は好調であり、昨年よりも高価なデバイスが売れていることにより、昨年を上回る売上が期待できるという。iPhone XS Maxの最上位機種は1449ドルで、一部のラップトップ製品よりも高価格だ。10月26日に発売のiPhone XRは749ドルで販売される。
Flurryは100万個以上のアプリのデータから、ユーザーが使用中の端末を割り出したという。現在、米国において最も利用者が多いiPhoneはiPhone 7となっており、全体に占めるシェアは15.4%。続いてiPhone 7 Plusが12.73%で2位となっている。
また、8年以上前にリリースされたiPhone 4が、依然として0.23%のシェアを獲得している点も興味深い。