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ウィル・スミス(Photo by Kevin Winter/Getty Images for AFI)

米俳優のウィル・スミスは長年、私たちを楽しませてくれてきた。ラッパーからハリウッドスターとなり、スーパーヒーローから極悪人まで数多くの役柄を演じてきたスミスは、生涯には幾つもの“演目”があり得るのだということを私たちに示してくれた。

スミスは先ごろ、50歳の誕生日を迎えた。そして、その節目を記念して、グランドキャニオンの上空を飛ぶヘリコプターからのバンジージャンプに挑んだ。

もちろん、記念すべき日に正気とは思えない高さからのダイブを決行したのは、スミスが最初ではない(ジョージ・H・W・ブッシュ元米大統領は、90歳の誕生日にスカイダイビングに挑戦した)。だが、注目を集めたこのバンジージャンプは、新たに50歳になる人たちはその両親や祖父母たちとは異なる50代になるのだということを表したといえる。

年齢層別にみると、米国で現在、最も急速に人口が増加しているのは85歳以上だ。現在50歳の人は、今後30~35年、人によっては40年以上生きる可能性が高い。ティーンエイジャーになってから今までに経験してきた以上の年月を、これから生きていくことになかもしれないのだ。

スミスの記念のバンジージャンプをまねしたいと思う人がどれだけいるか分からないが、私たちの多くは今後、親の世代なら「ばかげている」と言うに違いないさまざまなタイプの“ジャンプ”をしていくことになる。

現在の50代以上の多くがニュー・ノーマル(新たな常識)としつつある“挑戦”の中には、次のようなものがある。

・ダウンサイジング

一世代前の50歳は、自宅を引き払うことを考えただろうか?住宅ローンの最後の支払いを終えたことを祝って関連の書類を焼き払ったとしても、新たな生活を求めて引っ越し、それまで暮らしてきた中で自宅の中に増えたさまざまな物を捨ててしまおうとは考えなかっただろう。

そのようなことをすれば、周囲からは「どうかしている」」言われたはずだ。だが、現在では米国の新たな世帯形成の中心となっているのは若い世代ではなく、50歳以上の人たちだ。

編集=木内涼子

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