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今年も毎年恒例のフォーブスU.S.による「最も価値の高いブランド」が発表された。200社以上のグローバルブランドから、アメリカ市場に進出している企業を中心に100社を選出。アメリカ(54社)、ドイツ(12社)、日本とフランス(各7社)など計16カ国の企業が各業界から選ばれた。
 
やはり強かったのが、テクノロジー企業。アップルを筆頭にトップ5を独占し、全体の20%を占めている。次に金融企業、そして自動車会社が続いた。

世界で最も価値の高いブランドトップ10
*()内の数字はブランド価値を示す

1位 アップル(1828億ドル)
8月上旬に史上初の時価総額1兆ドル(約112兆円)を達成した米総合テクノロジー企業。90年代には破産寸前の危機に陥りながらも、iPhoneやiPadといった主力製品をヒットさせて華麗な復活を果たした。

2位 グーグル(1321億ドル)
2人の学生が立ち上げた検索エンジン「グーグル」は、地図やスマートスピーカーなど日常生活を便利にするサービスから、自動運転車や人工知能(AI)といった未来を変える技術まで広く開発している。

3位 マイクロソフト(1049億ドル)
90~00年代は圧倒的な市場規模を誇ったものの、その後、商品開発で迷走した。しかし14年のサティア・ナデラCEO就任を機に、AIとクラウドを強化。強かった頃のマイクロソフトへ戻りつつある。

4位 フェイスブック(948億ドル)
3月、ケンブリッジ・アナリティカ社による個人情報の不正利用問題で試練のときを迎えたが、傘下の写真共有アプリ「インスタグラム」やVR開発企業「オキュラスVR」に注力し、多角化を進めている。

5位 アマゾン・ドットコム(709億ドル)
創業者のジェフ・ベゾスが世界一の富豪になるなど、話題に事欠かないECサイト。クラウドサービスの「アマゾン ウェブ サービス(AWS)」や、会員サービス「プライム」も順調に伸びている。

6位 コカ・コーラ(573億ドル)
テクノロジー関連企業を除いて最上位となった老舗飲料メーカー。ロゴを前面に、デザインやマーケティングで清涼飲料水市場を圧倒してきた。懸念はトランプ政権が検討している関税措置の余波か。

7位 サムスン(476億ドル)
テレビや家電をはじめとした定番製品を手堅く売りつつ、スマートフォンなどでもアップルと伍する製品を開発してグローバルブランドに。ただ、主力市場が関税措置を巡って対立する米中なのは憂慮すべき点。

8位 ディズニー(475億ドル)
映画製作やテーマパーク運営を手掛けるエンターテインメント企業。近年、「ルーカスフィルム」「マーベル」「21世紀フォックス」などの人気ブランドを傘下に加えることで、ファン層の拡大を図っている。

9位 トヨタ自動車(447億ドル)
7月には、創業者の豊田喜一郎が米自動車殿堂入りを果たした。世界でも指折りの企業へと成長した同社は、全固体リチウムイオン電池や自動運転、ロボティクスなどへも開発分野を広げている。

10位 エイティーアンドティー(419億ドル)
米最大の電話会社としてイノベーションを進めてきたが、時代と共にその役割は変化。16年には米メディア大手「タイムワーナー」を買収するなど、事業の多角化を図ろうとしている。

文=Kurt Badenhausen

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