ビジネス

2018.10.05 19:00

私がネイビーシールズで得た6つの学び


2. 苦境を好機に変える

これはライアン・ホリデイの著書のタイトルだが、成功のための法則でもある。自分がしたくない仕事や、できれば避けたい難しい話題など、チャレンジには正面から立ち向かうこと。そうしなければ問題は広がり、悪化するばかりだ。

リーダーとして成長するのはあなただけでなく、他者やチーム全体も成長することを覚えておこう。私はこれまで、自分では声を大にしては言えないようなことについても正直になることで、このことを繰りかえし学んできた。しかし、抵抗が最も大きい道を選べば、最後には強大な力を得ることができる。

3. 考えを率直に伝え合う

周囲の人々とは、互いをどう思っているかを常に伝え合おう。何をどう言えばよいか分からなかったり、人にどう思われるかを心配したりしているなら、考え過ぎだ。見せかけだけの良い言葉を使う人の多くは、相手を怒らせることを恐れているのではなく(これは率直になることを避ける言い訳だ)、自分が弱みを見せたら相手にどう思われるかを恐れているのだ。

4. 自分の精神状態は自分で選ぶ

自分の精神的・感情的な状態は自分で選ぶこと。自分がどのように感じ、何を考えるかを決めるのは、他の誰でもなくあなただ。成功するための姿勢を自分から選ぼう。

5. 理由を説明する

人には背景情報が必要だ。それが明確化されなければ、人は自分独自の形で現実を解釈し、その解釈を(意図せず)うわさやゴシップに加えてしまう。しかし、理由を説明することは、自分を正当化することとは違う。全てを正当化しようとするリーダーは、自分の決断に自信がないからそうするのだ。任務を説明し、あなたやチームの行動がそのミッションをどのように支援するかを明確化し、質問があるか問いかけよう。そうすれば、相手の意見をくみ上げられ、相手側も理由を理解できる。

6. 助けを求める

必要になる前に助けを求めれば、人々が常に状況を把握できている状態になる。これは、より大きな教訓である、質問を重ねて指導する技術にもつながるものだ。

編集=遠藤宗生

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