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重要なのは、「自国が正しい方向に進んでいる」と考えるアフリカ系、ヒスパニック系、そして若年層の割合が増加していることだ。最近の世論調査では、こうした見方を示した人は全体の40%を超えている。それほど素晴らしい数字というわけではないが、ドナルド・トランプが大統領に就任して以来、この割合は28~30%程度だった。

トランプの支持率は、今年7月の調査では45%。これも素晴らしいといえる結果ではないが、同時に散々だ、危険だ、というほどの水準でもない。さらに、共和党支持者の間でのトランプの支持率は88%だった。支持率は経済政策に関しては50%を超え、外交政策については42%となっている。

民主党の勝利に必要なのは?

世論調査の結果が、中間選挙での共和党の勝利を意味するものかどうかはまだ分からない。だが、共和党がそれほど支持を失っているわけではないことは明らかだ。40年以上にわたって世論調査を専門としてきた筆者の経験では、民主党が選挙で勝利するには、支持率で共和党に5~6ポイントの差をつける必要がある。現在の民主党のリードは平均6~8ポイント。地滑り的勝利を予想できるほどの差ではない。

また、上院議員選挙で最も接戦になると予想される8つの州(フロリダ、ミズーリ、インディアナ、ネバダ、ノースダコタ、モンタナ、テネシー、アリゾナ)では、両党の支持率の間にはゼロ~わずか数ポイントの差しかない。勝敗の予測は難しい情勢だ。

共和党は、大統領ではなく経済を争点にしたがるだろう。一方の民主党は間違いなく、大統領とその粗暴さ、各国に対して恥ずべき態度や根拠もなく他者を侮辱する言動、時に一貫性を欠き、不適任とみることもできる行動を指摘することによって、支持層に再結集を呼び掛けようとするだろう。

だが、民主党に不可欠なのは国民に対して明確に、米国が抱える問題については自党の方により良いプランがあると示すことだ。

編集=木内涼子

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