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科学技術の未来、文化について執筆

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ここ数年、サプライチェーンから製造業まで様々な産業分野でビッグデータの活用が広まっている。ノースキャロライナ本拠の「TKXS」は農場にデータ解析をもたらすツールAgVeritasを3年前に世に送り出した。

肥料の効果を測定する場合、従来は農地を区切って異なるものを試し、その結果を比較するアプローチがとられていた。しかし、センサーやその他のテクノロジーを投入することにより、AgVeritasのソフトウェアは18メートル四方の土地で、正確な測定が行える。

コロラド州の農業コンサルタント、Chad Godseyは「AgVeritasの技術で土地全体の変動を確認できる」と述べた。

農夫たちは作業中に多種多様なデータの収集を行っている。課題となるのは、そこから集まった膨大なデータをどう活用するかだ。

TKXSのカウントマネージャーのBen Gistは「土地の性質の違いが、作物の生育にどのような影響をもたらしているかを明確に知る手段がこれまでなかった」と話す。

2015年に販売が開始されたTKXSのソフトウェアは新規で別の機器を買い求めなくても使用でき、これまで集まったデータを分析し、土地の性質がどのような影響を作物に与えたかを判定する。

AgVeritasを開発したXSinc社は2018年8月、TKXS傘下のデータ活用型のマーケティング支援企業Technekesと統合した。これにより、肥料メーカーらはデータを用いてより良い製品を送り出すことが可能になった。メーカーは正確なデータをもとに、製品を磨き上げ、確実に収量の向上につながるプロダクトを生み出せるようになった。

「これらの特徴を持つプロダクトこそが、農場主が本当に必要としているものだ」とGodseyは述べた。「農業の現場においては効率性をあげることで、より多くのリターンが得られる」と彼は続けた。

編集=上田裕資

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