ミュージカル「ウィキッド」15周年でアリアナ・グランデら共演

アリアナ・グランデ(Photo by: Andrew Lipovsky/NBC)

アリアナ・グランデ(Photo by: Andrew Lipovsky/NBC)

人気ミュージカル「Wicked(ウィキッド)」のプロデューサーらが、ブロードウェイでの初上演から15周年を記念し、テレビのスペシャル番組「A Very Wicked Halloween」に豪華ゲストを結集させる。

オリジナルキャストのイディナ・メンゼルやクリスティン・チェノウェスに加え、シンガーのアリアナ・グランデや、アカペラグループのペンタトニックスも参加する。番組はNBCで10月29日に放映予定だ。

グランデはかつて、2008年にミュージカル「13」に出演しており、1億8700万人の彼女のSNSのフォロワーたちも視聴率の引き上げに貢献するはずだ。また、ペンタトニックスのカースティン・マルドナードもミュージカル「キンキーブーツ」に出演していた。

「ウィキッド」はブロードウェイで最も成功したミュージカルの一つとして知られ、2003年の初上演以来の興行収入は、海外製作のものを含めると46億ドル(約5240億円)以上に達している。ブロードウェイで初演時に稼ぎ出した金額は、わずか1400万ドルだった。

ブロードウェイで10億ドル以上を稼ぎ出したミュージカルは、「ウィキッド」以前には2つしかなかった。「ライオンキング」(世界興行収入81億ドル)と「オペラ座の怪人」(同60億ドル)だ。「ウィキッド」はブロードウエイにおいて、公開から12年で10億ドルを達成した。

「ウィキッド」はエンタメ界で最も稼ぐ作品の一つといえる。映画「アバター」は2億3700万ドルの制作費で28億ドルの興行収入を生んだ。映画とミュージカルを単純比較することはできないが、「ウィキッド」を製作したユニバーサルにとっては非常に満足な結果になった。

今回のテレビ番組はブロードウェイの重鎮のDavid Stoneや、「ラ・ラ・ランド」のプロデューサー、マーク・E・プラットらがプロデュースを行う。プラットは2019年に公開が予定される映画版「ウィキッド」のプロデュースも手がけることになっている。

編集=上田裕資

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