最も資産価値の高いサッカークラブはどこだ?

クリスティアーノ・ロナウド

幕を閉じたFIFAワールドカップ ロシア大会の興奮さめやらぬなか、サッカー界では早くも来季のチーム編成を睨んで移籍市場が活発化している。そして、すでにシーズンが開幕したリーグも。

だが、熱いのはピッチの上だけではない。放映権料や広告料の高まりを受けて、年々、サッカーのビジネス面の価値も高まっている。世界で最も資産価値の高い上位20のクラブの平均資産価値は16億9000万ドル。これは、2013年と比べて74%も増加している。同じように、選手の年俸も高騰している。

資産価値の高い サッカークラブランキング

1位 マンチェスター・ユナイテッド / プレミアリーグ
資産価値:41億2000万ドル 前年比:+12%
名将ジョゼ・モウリーニョを迎えて3季目を迎える“赤い悪魔”。アジアや北米で興行を積極的に行い、ファン層を拡大してきた。

2位 レアル・マドリード / リーガ・エスパニョーラ
資産価値:40億8000万ドル 前年比:+14%
UEFAチャンピオンズリーグ3連覇を果たした“白い巨人”。同大会で得た巨額の収益から来季はマンUを逆転する可能性も。

3位 バルセロナ / リーガ・エスパニョーラ
資産価値:40億6000万ドル 前年比:+12%
ソシオの会費で運営されている、スペイン・カタルーニャ州の名門。本拠地のカンプ・ノウは2021年竣工を目指して改修中。

4位 バイエルン・ミュンヘン / ブンデスリーガ
資産価値:30億6000万ドル 前年比:+13%
ドイツ代表を数多く抱え、ブンデスリーガを6連覇中。歴史的にクラブと選手のつながりが強く、多くのOBが経営に参画している。

5位 マンチェスター・シティ / プレミアリーグ
資産価値:24億7000万ドル 前年比:+19%
世界的なサッカー事業会社「シティ・フットボール・グループ」の傘下クラブで、2017ー18シーズンのプレミアリーグを制覇した。

6位 アーセナル / プレミアリーグ
資産価値:22億3000万ドル 前年比:+16%
22年間チームを指揮したアーセン・ベンゲル監督が退任し、心機一転を図るロンドン北部の名門。堅実な経営で知られている。

7位 チェルシー / プレミアリーグ
資産価値:20億6000万ドル 前年比:+12%
歴史あるFA杯は優勝したが、プレミアリーグでは6位に沈んだ。UEFAチャンピオンズリーグ出場を逃したのは経営的にも痛手か。

8位 リバプール / プレミアリーグ
資産価値:19億4000万ドル 前年比:+30%
2015年に知将ユルゲン・クロップが就任して以来、リーグ戦や主要カップ戦で顕著な成績を収めている。名門の復活は近いか。

9位 ユベントス / セリエA
資産価値:14億7000万ドル 前年比:+17%
クリスティアーノ・ロナウド獲得で沸き立つ “貴婦人”。広告イベントや慈善活動にも熱心で、選手には品格も求められている。

10位 トッテナム・ホットスパー / プレミアリーグ
資産価値:12億3000万ドル 前年比:+17%
主要大会の優勝からは遠ざかっているものの、力を盛り返してきたロンドンの強豪。宿敵のアーセナル同様、堅実経営で有名。

文 = Mike Ozanian

この記事は 「Forbes JAPAN 100通りの「転身」」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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