ハイディーラオホールディングスの株価は26日の終値で17.82香港ドルをつけ、同社の共同創業者で現在47歳のZhang Yong(張勇)とその妻のShu Ping持ち株の評価額は、合計69億ドルとなった。
Zhang Yong夫妻は同じく香港に上場する食品関連企業「Yihai International」の株式も保有しており、夫妻の合計資産額は79億ドル(約8900億円)に達している。
ハイディーラオの株価はIPO価格の17.80香港ドルをわずかに上回った。同社の株式を保有するShi YonghongとLi Haiyanの2名も、それぞれ33億ドルの資産を手にすることとなった。
火鍋の本場・四川省出身のZhangが1994年に立ち上げたハイディーラオは現在、中国及びロサンゼルスや東京、ソウル、シンガポールで360店舗を展開中。年内に400店舗のオープンを目指している。店内には無料のネイルサロンやキッズルームなども完備され、テーブルでの麺打ちパフォーマンスなども人気となっている。
中国を代表する火鍋チェーンに成長したハイディーラオは、2017年に前年度比36%増の約16億ドル(約1780億円)の売上をあげ、純利益は約190億円だった。ハイディーラオはこれまで3億7500万ドル(約418億円)の資金を、「ヒルハウス・キャピタル」や「モルガン・スタンレー」「スノーレイク・キャピタル」らから調達している。