ビジネス

2018.09.29

「誇れる仕事」もファッションのひとつ、#girlbossから学んだこと

(Photo by Rich Fury/Getty Images for Girlboss)


おしゃれな空間で、ビジネスについて、仕事についてのアイディアや知恵を得る。さらにはライフスタイルや生き方のヒントも得る。Girlboss Rallyは、仕事とライフスタイルの双方でインスピレーショナルな世界的ロールモデルに直接会い、聞いて、感じて、刺激を受けられる場だ。それに加え、世界中から集まった感度の高い女性参加者と、語り合いながらモチベーションを高めることもできる。

ここはまさに、ミレニアル女性にとってのツボがたくさん詰まった空間だったと思う。ミレニアル世代の私自身がこのGirlboss Rallyに参加したい!と思ったのも、無意識のうちにもそんなエネルギーを、オンライン上で感じとっていたからだったのかもしれない。

誇れる仕事も「ファッション」のひとつ

今回のカンファレンスに参加して気がついたことがある。現代を生きる女性にとっては、「仕事」も自分自身の個性を彩り、表現する要素のひとつだということだ。言ってみれば、誇れる仕事も「ファッション」のひとつ。誇りを持てる仕事ついて話をするのは、お気に入りブランドの鞄や靴について話すことと同じぐらい、楽しくて、心がときめくことなのだ。

かたや日本では、社会で活躍している女性は増えてきていると感じるものの、仕事を頑張る女性をどこかまだ揶揄する風潮があるように感じる。英語に翻訳する言葉が見つからない「バリキャリ」や「ゆるキャリ」というような言葉や概念は、まさに日本のそうした風潮を反映しているのではないだろうか。

現在私が暮らすシンガポールは、少ない労働力で国を成り立たせる必要があった背景から、女性が社会で働くことを前提としてつくられた社会だ。またヨーロッパとアジアが折り混ざる地理的理由もあって、Girlboss Rallyで見たような、自身の仕事についていきいきと語り、のびのびと仕事をしている女性が多い。

#girlbsossムーブメントに垣間見える世界の女性たちの新たな仕事観。ひとりひとりの女性が本当の意味で「自分らしく」生きられる世界になることを願うばかりだ。

連載 : シンガポール的ライフマネジメント術
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文=小川麻奈

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